《龙腾中国　红山文化古国文明》

　本书是上海博物馆“何以中国”文物考古大展系列的第四展“龙腾中国——红山文化古国文明特展”的同名图录。红山文化是我国北方最重要的新石器时代考古学文化之一,距今约6500至5000年,分布局域涵盖了河北省北部、内蒙古自治区东南部和辽宁省西部地区约20万平方公里的土地,是我国最早迈入古国文明的代表性考古学文化。本书收录280面近300幅红山文化器皿,全书内容丰富,体例设计结构合理。内容分三部分“龙出辽河”、“龙行红山”、“龙衍九州”,阐释了红山文化以信仰统一、礼制初成的古国面貌,走出了一条独具特色的文明发展之路,实证了中华民族五千多年的文明史,深刻回答了“何以中国”的历史之问。
　红山后遗址,位于内蒙古自治区赤峰市东北郊的红山北侧,是红山文化重要的发现地,也是红山文化的命名地。 红山文化是中国北方最重要的新石器时代考古学文化之一,年代在距今约6500至5000年,分布面积约20万平方公里,涵盖了河北省北部、内蒙古自治区东南部和辽宁省西部地区。红山文化继承了本地先行文化的传统基因,吸收了周边先进文化的复杂因素,展现出极强的包容性和创造力。在距今约5500年,红山文化进入晚期阶段,出现了以“坛、庙、冢”为代表的礼制建筑,形成了以玉龙为代表的玉礼器系统,反映出社会结构复杂化和精神信仰体系化,成为中国最早迈入古国文明的代表性考古学文化。红山文化古国文明是中华文明的重要源头之一,开创了中国最早的祭祀礼仪体系和玉礼器制度,形成了祖先崇拜和龙图腾崇拜的普遍信仰,被誉为中华古文化的“直根系”。了解红山,对于认识中华文明起源和发展脉络,具有重要意义。

---

　本書は、上海博物館による「何以中国」文物考古大展シリーズの第4弾、「龍騰中国―紅山文化古国文明特別展」と同名の公式図録です。紅山文化は、中国北方における最も重要な新石器時代の考古学文化の一つであり、約6500〜5000年前に栄えました。その分布範囲は、河北省北部、内モンゴル自治区東南部、遼寧省西部にまたがる約20万平方キロメートルに及び、中国で最も早く古国文明へと歩みを進めた代表的な文化とされています。
　本書には、紅山文化の器物280面・約300点が収録されており、内容は豊富で、構成も合理的に設計されています。構成は「龍出遼河」「龍行紅山」「龍衍九州」の三部からなり、信仰による統合と礼制の萌芽を特徴とする紅山文化の古国的様相を明らかにし、独自の文明発展の道筋を示すことで、5000年以上にわたる中華文明の歴史を実証し、「なぜ中国なのか」という問いに深く答えようとしています。
　紅山後遺跡は、内モンゴル自治区赤峰市の北東郊、紅山の北側に位置し、紅山文化の重要な発見地であると同時に、その名称の由来ともなった場所です。紅山文化は、先行する地域文化の伝統を受け継ぎつつ、周辺の先進文化の要素を取り入れ、高い包容力と創造性を発揮しました。約5500年前には後期段階に入り、「壇・廟・冢(墳墓)」に代表される礼制建築が出現し、玉龍に象徴される玉製礼器体系が形成されるなど、社会構造の複雑化と精神信仰の体系化が進みました。これにより、紅山文化は中国で最も早く古国文明へと移行した考古学文化の一つとなりました。
　紅山文化の古国文明は、中華文明の重要な源流の一つであり、中国最古の祭祀礼儀体系と玉製礼器制度を築き、祖先崇拝や龍のトーテム信仰といった普遍的な精神文化を形成しました。そのため、紅山文化は「中華古文化の直根系」とも称されています。紅山文化を理解することは、中華文明の起源と発展の流れを把握するうえで極めて重要な意義を持っています。

上海博物馆是一座享誉世界的顶级中国古代艺术博物馆,创建于1952年,其前身可追溯至1874年3月成立的亚洲文会上海博物院。上海博物馆是首批中央与地方共建国家级重点博物馆和首批国家一级博物馆、首批全国古籍重点保护单位,馆藏文物102余万件,其中珍贵文物14.5余万件,文物收藏包括33个门类,涵盖实证中华优秀传统文化的各类代表物证,是全球收藏中国古代艺术门类最齐全的博物馆之一。