《悬泉汉简(伍)　上下　全二册》

　悬泉汉简出土于汉代敦煌郡效谷县悬泉置遗址。悬泉置遗址发掘于一九九〇年至一九九二年,曾被评为一九九一年和“八五”期间全国十大考古发现之一。二〇一四年被联合国科教文组织公布为世界文化遗产。该遗址出土各类文物七万余件,其中出土汉简三万五千余枚,有字简二万三千枚,经过整理编号者一万八千余枚。该遗址地处中西交通和丝绸之路的大道上,是迄今为止发现的规模最大、保存最为完好、出土文物最多的我国汉晋时期的邮驿机构。悬泉简中最早的纪年为汉武帝元鼎六年(前一一一年),最晚的纪年为东汉安帝永初元年(公元一〇七年),前后跨越二百一十八年。其内容大致涉及这二百一十八年及其前后若干年的历史史实,包括政治、经济、军事、文化、民族、社会以及边地风情、日常生活等。尤以邮驿交通和中西文化交流的资料见长,是两汉丝绸之路的实时档案和原始记录。这批重要的出土简牍,是西北汉简资料库的重要组成部分,是我国两汉丝绸之路繁荣的历史见证,是今人研究丝绸之路和“一带一路”历史渊源的第一手资料。或可补史籍之缺载,或可正史载之讹误,将引领西北汉简研究进入一个新阶段。
　本辑悬泉简收录悬泉置遗址发掘二区1990年出土的0214、0215两个探方中的近2200枚简牍,包括这些简牍的彩色原大图版、红外照片以及简牍释文、形制表等。本辑内容包括大量的邮驿记录,涵盖了朝廷的公文传递以及民间的书信来往,生动且真实地反映了当时政治、经济、文化、社会等各个领域的动态发展。另外,本辑还详细记载了悬泉置内设机构的运行情况以及基层吏员的日常工作,如悬泉置啬夫、置丞、置佐,悬泉厩、悬泉厨、悬泉传舍等。这些基层的记录,是研究古代社会治理的重要一手资料。在对西域各国的研究方面,本辑也�疆採斬舂命�资料。关于姑墨、且末、温宿、于阗、渠勒、乌孙、康居等西域各国的记载,为我们勾勒出了当时西域地区的政治格局、民族分布和文化交流情况。这对于西域史、边疆史以及丝绸之路的研究来说,无疑是新的宝藏。此外,本辑中天文、历法、医学方面的资料也十分丰富,充分反映了当时的科技水平。这些资料为我们了解古代科学技术的发展提供了重要线索,有助于我们探索古代科技的传承和创新。

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悬泉漢簡は、漢代の敦煌郡效谷県に設置された悬泉置遺跡から出土したものです。悬泉置遺跡は1990年から1992年にかけて発掘され、1991年および「八五」期間中の全国十大考古発見の一つとして評価されました。2014年には、ユネスコにより世界文化遺産として登録されました。
　この遺跡からは、7万点を超える各種の文物が出土しており、そのうち悬泉漢簡は3万5千枚以上にのぼります。有文字の簡牘は2万3千枚、整理・番号付けされたものは1万8千枚以上に達しています。遺跡は中国西部と中央を結ぶ交通の要衝、すなわちシルクロードの幹線上に位置しており、これまでに発見された漢晋時代の郵驛機構としては、規模・保存状態・出土文物の量において最大級です。
　悬泉漢簡の最古の紀年は漢武帝元鼎6年(紀元前111年)、最も新しいものは東漢安帝永初元年(紀元107年)であり、実に218年にわたる記録が含まれています。その内容は、政治・経済・軍事・文化・民族・社会・辺境の風俗・日常生活など多岐にわたっており、特に郵驛交通や中西文化交流に関する資料が豊富です。これらは、両漢期のシルクロードにおける実態を伝える、貴重な一次史料であるといえます。
　この重要な出土簡牘群は、西北地域における漢簡資料庫の中核を成しており、両漢期のシルクロード繁栄を物語る歴史的証拠です。現代におけるシルクロードおよび「一帯一路」構想の歴史的源流を探るうえで、第一級の資料であり、史書の欠落を補い、誤記を正す可能性を秘めています。これらの資料は、西北漢簡研究を新たな段階へと導くものとなるでしょう。
　本巻では、1990年に悬泉置遺跡の第二区域における0214・0215の二つの探方から出土した約2200枚の簡牘を収録しています。収録内容には、簡牘の原寸カラー図版、赤外線写真、釈文、形制表などが含まれています。
　本巻には、朝廷の公文伝達や民間の書簡往来を含む多数の郵驛記録が収められており、当時の政治・経済・文化・社会の動態を生き生きと、かつ実証的に描き出しています。また、悬泉置に設置された各機関の運営状況や、啬夫・置丞・置佐といった基層官吏の業務、厩・厨・伝舎などの施設の記録も詳細に記されており、古代社会の行政運営を研究するうえでの重要な一次資料となっています。
　さらに、西域諸国に関する記録も多数含まれており、姑墨・且末・温宿・于阗・渠勒・烏孫・康居などの国々に関する記述から、当時の西域における政治構造、民族分布、文化交流の様相を具体的に描き出すことができます。これらは、西域史・辺境史・シルクロード研究にとって、まさに新たな宝庫といえるでしょう。
　加えて、本巻には天文・暦法・医学に関する資料も豊富に含まれており、当時の科学技術水準を如実に示しています。これらの資料は、古代の科学技術の発展過程を理解し、その継承と革新を探るうえで、重要な手がかりとなります。

前言 张��芳

凡例

上册 彩色图版

下册 红外线图版

简牍形制尺寸表

张��芳,甘肃简牍博物馆创始馆长、西北师范大学简牍学首席专家、简牍研究院学术委员会主任,博士生导师。长期从事西北汉简的整理研究,主持完成《肩水金关汉简》《甘肃秦汉简牍集释》《地湾汉简》《玉门关汉简》等重要整理工作,目前主持国家社科基金重大招标项目“悬泉汉简整理与研究”。