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※北海道から九州まで縄文を中心とした85の論文

<目次>
序　　　　　文 　　 明治大学名誉教授　文学博士　大塚　初重　　　
献　呈　の　辞 　　 渡辺誠先生古稀記念論文集刊行会発起人代表　菅原　文也　　　
近世アイヌ墓と出土漆器について 　　 乾　　芳宏　　 1
　　― 余市大川・入舟遺跡を中心として ―
英国人アイヌ墳墓盗掘事件 　　 佐々木竜二　　 13
十腰内文化における人体文付土器 　　 成田　滋彦　　 21
遮光器土面小考 　　 野坂　知広　　 31
縄文時代晩期初頭に固有の 「眼鏡状突起」 について 　　 小林　圭一　　 41
青森県田舎館村垂柳周辺遺跡出土の土師器について 　　 成田　誠治　　 53
虚空蔵大台滝遺跡のかわらけ 　　 利部　　修　　 65
　　― 北奥羽における編年学的位置付け ―
釜石市屋形遺跡採集の円筒式土器について 　　 森　　一欽　　 75
神仏になった遺物 　　 井上　雅孝　　 81
　　― 縄文遺物の再利用について ―
岩手県大船渡市大洞貝塚の骨角器 　　 金野　良一　　 91
　　― 平成の発掘調査から ―
陸前高田市出土のアスファルト及びアスファルト状物質について 　　 佐藤　正彦　　 99
中沢浜貝塚出土の微小貝について 　　 熊谷　　賢　　111
　　― ムラサキインコ二枚貝床内在生物の生態学的調査による検討 ―
福島県いわき市小川町採集両尖匕首一例 　　 樫村　友延　　125
松並平遺跡出土人面・土偶装飾付土器の新例 　　 井上　國雄　　129
阿武隈高地東縁における複式炉の様相 　　 木幡　成雄　　135
福島県浜通りを中心とした下部単孔土器について 　　 堤　　仙匡　　143
御代田式土器再考 　　 鈴木　　源　　151
福島県いわき市の石製模造品工房 　　 佐久間正明　　155
東北地方南部における黒色土器の系譜 　　 柳沼　賢治　　167
墳　と　塚 　　 鯨岡　勝成　　179
　　― 双葉の事例から ―
浮田国造と金銅製歩搖付雲珠 　　 鈴木　　啓　　187
古代磐城郡家の成立と変遷における諸問題 　　 猪狩みち子　　201
　　― 根岸官衙遺跡群の発掘調査成果から ―
いわき市荒田目条里遺跡における祭祀の一様相 　　 菅原　文也　　213
沢井一夜館考 　　 角田　　学　　227
長岡のトチの実遺構とクッキー状炭化物 　　 駒形　敏朗　　237
新潟県昼塚遺跡出土の編台の脚様木製品 　　 寺■　裕助　　243
縄文人の記数法と“算術”の発見 　　 藤田富士夫　　251
先土器時代石器技法論 　　 角張　淳一　　263
武田原前遺跡の後期旧石器時代前半期前葉の石斧 　　 石川　太郎　　277
異形部分磨製石器の分布の意味 　　 川崎　　保　　285
　　― 「西南日本中央文化伝播帯」 の提唱 ―
子母口貝塚の調査史 　　 岡本　孝之　　293
縄文時代前期前葉におけるコンパス文の発生と系譜 　　 谷藤　保彦　　301
焼かれた硬玉製大珠とその意味 (予察) 　　 上野　修一　　315
栃木県大田原市・頭無遺跡の大型浅鉢形土器とその周辺 　　 青木　義脩　　321
栃木県内出土の擦切磨製石斧について 　　 平山　紋子　　329
底面線刻小形土器寸考 　　 大関　利之　　337
縄文中期集落の景観 (4) 　　 安孫子昭二　　347
　　― 多摩ニュータウン■939 遺跡 ―
袋状ピットにみる縄文の思想 　　 苅谷　俊介　　359
住居址内底部穿孔倒置埋設土器の一様相 　　 山本　暉久　　371
　　― 神奈川の事例を中心として ―
石棒の型式分類と石剣・石刀の問題 　　 澁谷　昌彦　　383
勝坂遺跡における縄文時代中期集落の様相 (上) 　　 大貫　英明　　397
縄文時代中期末葉の低地利用 　　 佐野　　隆　　407
　　― 山梨県梅之木遺跡の報告と覚書 ―　
縄文人の山地利用と山岳観覚書 　　 時枝　　務　　417
縄文女性の性に対する慎みと子供への愛情 　　 高山　　純　　427
竪穴住居跡から発掘される五平(状)柱に関する研究 　　 村田　文夫　　443
　　― 弥生時代を中心とした事例から ―
神奈川県三浦市赤坂遺跡出土の鉄製釣針について 　　 渡辺　直哉　　457
前方後円墳名称の変遷 　　 池上　　悟　　465
東国古墳壁画再考 　　 大塚　初重　　475
　　― 虎塚古墳壁画の場合 ―
「切石組み竈」 の一考察 ─ 最終章 ─ 　　 樫村　宣行　　483
三美前山の瓦■ 　　 瓦吹　　堅　　487
栃木県における在地修験道遺跡の一様相 　　 田村　雅樹　　497
山梨県の中世石仏 　　 坂本　美夫　　503
　　― 阿弥陀如来立像 ―
茨城県における近世から近代にかけての在地系土器研究の一視点 　　 吹野富美夫　　515
　　― 民具考古学への接近 ―
坪井正五郎とE.S.モースのステム 　　 山田　仁和　　527
教部省における僧侶身分問題 　　 柿川　知大　　535
湘南地方の戦争遺跡について (1) 　　 鈴木　一男　　539
　　― 遺跡から発見される焼夷弾 ―
竪穴式住居と平地式住居 　　 蔵本　俊明　　549
　　― 土器棺から削平について考える ―
考古学研究者が体験したイノシシ猟 　　 長谷川　豊　　557
　　― 静岡県伊豆市における事例 ―
縄文時代中期後半の植物遺体と石錘 　　 田中　　彰　　569
縄文時代晩期における耳飾の分布について 　　 吉田　泰幸　　579
　　― 愛知県を中心に ―
尾州大御堂寺の経塚について 　　 野澤　則幸　　587
山城に住む女性 　　 中井　　均　　599
内水面定置漁具の考古学的検討 　　 植田　文雄　　609
　　― エリとヤナの概念規定をめぐって ―
陶邑における百済系陶工の渡来に関する一考察 　　 小谷　　寛　　621
■ (オン・om) 字信仰の差異 　　 小林　義孝　　631
　　― 東アジア梵字文化研究の視点から ―
姫路城跡における近代遺跡の調査 　　 秋枝　　芳　　645
縄文時代における敲石の研究 　　 水村　美緒　　657
鳥取の鳥 -因幡の鳥形木製品- 　　 野■　欽五　　665
イカ釣り名人　細野平吉翁のこと 　　 内田　律雄　　669
　　― 山陰地方の烏賊餌木の系譜 ―
讃州高松城の滴水瓦 　　 西岡　達哉　　679
土佐・郷土史父 寺てら石いし正まさ路みちの考古学研究の足跡 ■ 　　 岡本　桂典　　689
　　― 松浦佐用彦・寺石正路それぞれの青春 ―
黒曜石から見た東北九州の細石核 　　 清水　宗昭　　697
　　― 西北九州産黒曜石と姫島産黒曜石の比較 ―
玄界灘沿岸地域の縄文後期集落 　　 小池　史哲　　707
九州の硬玉製大珠 　　 島津　義昭　　721
　　― 熊本県阿蘇郡西原村出土の一例 ―
熊本県黒橋貝塚出土の装飾付土器 　　 ■木　正文　　729
　　― 性器表現のある土器について ―
鹿児島県大隈半島北部地域における縄文時代の生活環境について 　　 清水　周作　　739
弥生時代の水場 　　 前田　義人　　751
　　― 北部九州を中心として ―
南九州の考古資料にみられる布痕二題 　　 池畑　耕一　　763
鴨形水注の分類 　　 木村幾多郎　　771
　　― 華南三彩陶研究　その 3 ―
フィールドミュージアムの社会的役割からみた考古学の活用 　　 南　　博史　　783
　　〜フィールドミュージアム文化論への導入として〜
韓半島における新石器時代の銛について 　　 金　　建洙　　789
大足・北山石刻の天楽壁画考 　　 大竹　憲治　　801
　　― 特に第 51 号龕・第 245 号龕の事例を中心に ―
鄭和の宝船 　　 辻尾　榮市　　815
古代アンデス文明における人面・人体装飾付土器 　　 ■本　洋子　　827
　　― 杖の神と首級を中心に ―
アメリカの歴史考古学への視点 　　 関　　俊彦　　839

跋　　　文 　　 立正大学名誉教授　文学博士　坂誥　秀一　　859
渡辺誠先生年譜 　　 861
渡辺誠先生著作目録 　　 862
■　渡辺誠先生古稀記念論文集刊行会組織一覧 　　 868
■　賛助金提供者一覧 　　 868
執 筆 者 紹 介 (執筆順) 　　 869
あ　と　が　き 　　 渡辺誠先生古稀記念論文集刊行会副代表　大竹　憲治
　 　　
※別刷りの正誤表がございます