※発行元品切れとなりました(2020/6/16確認)
※07年7月に開かれた同会のシンポジウムを単行本化
<内容>
宴(うたげ)、ともに酒を酌み交わす場こそは、その社会をうつす鏡となる。本書では、�￣磴瞭散颪半譟↓�公的な宴と私的な宴　�８�家と武家の宴　�じ殿紊�ら鎌倉・室町・戦国期に至る時代のごとの特性と画期に着目にして、宴の実相を見極める。歴史学・考古学・絵画史・建築史・有識故実の多面的な視覚からアプローチする本書によって、宴の歴史が初めて明かになる
<目次>
宴研究、その果たした役割と可能　国立歴史民俗博物館教授/小野正敏
政と祭りの酒宴史　東京大学史料編纂所教授/久留島典子
器からみた宴―古代から中世へ―　大阪大学大学院准教授/高橋照彦
宴の空間　米沢女子短期大学准教授/吉田　歓
平泉の宴―安倍氏から奥州藤原氏へ―　岩手県埋蔵文化財センター/羽柴直人
饗宴文化と土師器―儀礼の受容と器物の価値―　大手前大学史学研究所研究員/中井淳史
中世絵画に見る宴―野外での酒宴を中心に―　武蔵大学非常勤講師/斉藤研一
宴のうつわ―造り物からやきものへ―　学習院大学教授/荒川正明
宴の記録としての「御成記」と「茶会記」　東京大学史料編纂所助教/金子　拓
宴会と権力　東京大学大学院准教授/桜井英治