闘鶏山古墳は平野部をのぞむ丘陵先端部にある全長88mの前方後円墳です。平成14年に未盗掘石槨2基が発見され、国史跡に指定されました。6次にわたる確認調査成果から、二段築成の墳丘の規模形状や葺石などの外表施設を明らかにし、隣接する方形の土壇状遺構とともに、その築造過程に迫ります。これまでに刊行した未盗掘の石槨内部の画像調査・保存環境調査の報告書とあわせて、貴重な未盗掘古墳である史跡闘鶏山古墳の基礎資料となります。