<内容>
2010年の愛知学院大学修士論文をもとに刊行。各地域の煙道付炉穴集成表や様々な遺跡の煙道付炉穴の図面も収録。
<目次>
第1章　研究の視点
　第1節　研究の背景。目的・意義
　第2節　研究史
第2章 煙道付炉穴の分布と遺跡の様相
　第1節 はじめに
　(1)煙道付炉穴の各部名称　(2)煙道付炉穴の分類
　第2節 九州地域の様相
　第3節 近畿。東海・中部地域の様相
　第4節 関東地域の様相
　第5節 地域間の比較
第3章　煙道付炉穴の伝播と変遷
　第1節　煙道付炉穴の伝播
　第2節　桜島薩摩テフラの等層厚線
第4章 (煙道付)炉穴と集落
　第1節 集落での空間利用と(煙道付)炉穴の動向
　第2節 セツルメントの分類
　第3節 セツルメントパターンに見る地域の特徴
　第4節 セツルメント間の関係
第5章　煙道付炉穴の機能。用途について
　第1節はじめに
　第2節　調理一般施設説
　第3節　燻製施設説
　第4節　住居説
　第5節　機能・用途の結論
終章　総括
　第1節 結論　 (煙道付)炉穴の歴史的位置付け
　第2節 今後の課題と問題点