【主な内容】※発行元案内より抜粋
日本民藝館には、1910〜1930 年代にかかる柳宗悦と朝鮮の関わりを示す
写真・直筆原稿・書籍・新聞記事・スケッチ等が収蔵されており、柳の思想形成過程をたどるきわめて貴重な資料となっている。
本書は、未公開資料をはじめとする日本民藝館所蔵の柳宗悦に関する朝
鮮関連資料と、その研究成果について収録
論考の韓国語翻訳掲載。

片山まび「はじめに」
論考篇
総論
杉山享司「柳宗悦の 21 回の朝鮮旅行について」
第I章 朝鮮との出会い
芹生春菜「柳宗悦と石窟庵」
田代裕一朗「朝鮮初訪問時の蒐集品をめぐって」
コラム 杉山享司「石窟庵の⺠藝運動への影響」
第II章 朝鮮の「友」へ
片山まび「柳宗悦と朝鮮⺠族美術館」
田代裕一朗「『李朝陶磁器展覧会』について」
杉山享司「『失はれんとする一朝鮮建築の為に』について」
コラム 田代裕一朗「『朝鮮李朝陶器』出版案内広告」
コラム 姜希妍「柳宗悦に関する朝鮮語文献集成」
第III章 「今」の朝鮮工芸へ向かって
片山まび・杉山享司・古屋真弓「『今も続く朝鮮の工藝』の
現況調査」
コラム 片山まび「『全羅紀行』の意義―『李朝ブーム』と
『高麗茶碗』のはざまで」
コラム 田代裕一朗「独自する朝鮮」
資料篇
柳宗悦による肉筆原稿、スケッチ、写真、スクラップブック
など
柳宗悦と朝鮮関連年表