※本書は、島根大学考古学研究室調査報告第18冊として島根大学法文学部考古学研究室・伯耆国分寺古墳研究会が発行した同名の報告書の別刷版となっております。
【主な内容】
鳥取県倉吉市所在の伯耆国分寺古墳を対象とした研究報告書。東伯耆地域における古墳時代前期の首長墓と推定される。1922(大正11)年の出土遺物の資料報告と、それに関する記録(梅原考古資料)の紹介を主な内容とする。巻末には出土遺物(銅鏡、鉄製武器、農工具等)のカラー図版を掲載。
【目次】
例　　言
第1章　研究の目的と経過
　1　研究の目的　岩本 崇 　
　2　研究の経過　
第2章 古墳をめぐる環境
　1　古墳の位置と地形 小田 芳弘
　2　周辺の遺跡
　3　既往の報告と梅原考古資料　岩本 　崇
　4　伯耆国分寺古墳資料の評価のあゆみ　�眦� 健一
第3章　出土遺物
　1　概　　要　岩本 　崇
　2　銅　　鏡　
　3　武　　器　
　　(1)鉄　　鏃　
　　(2)刀 剣 類　
　4　農 工 具　
　　(1)方形鍬鋤先　
　　(2)鉄　　鎌　
　　(3)鉄　　斧　
　　(4)鉄　　鉇　　磯貝 龍志・岩本　崇
　　(5)鉄　　鑿　　岩本　崇
　　(6)副葬状態の復元　
　5　赤色顔料　
　6　棺　　材　
第4章　研　　究　
　1　伯耆国分寺古墳に副葬された鏡の履歴　　岩本　 崇
　2　武器からみた伯耆国分寺古墳の年代　　池淵 俊一
　3　農工具からみた伯耆国分寺古墳　　磯貝 龍志
　4　伯耆国分寺古墳出土赤色顔料について　　上山 晶子
　5　伯耆国分寺古墳出土朱の産地推定　　南　 武志
　6　山陰東部における伯耆国分寺古墳の歴史的位置　　�眦� 健一
第5章　総　　括　
　1　伯耆国分寺古墳の築造時期　　岩本　 崇
　2　伯耆国分寺古墳の築造背景と歴史的意義　
図　　版
抄　　録