※発行元品切れとなり、弊社販売分も完売となりました。ありがとうございました(2021/10/18)
【大会について】
2021年10月16日(土)・10月17日(日)開催予定です。
新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、対面開催は実施せず、2021年度大会をオンライン方式に一本化することにいたしました(協会HPより)
大会についての最新情報は日本考古学協会HPをご覧ください。
※今回、対面開催となりませんため、会場での資料集の一般販売はございません。

【資料集の予約について】
■9月15日より事前予約受付を開始しました。
9/29入荷。ご予約分より、順次発送をしております。

■到着日の目安
配送先のご住所により到着日が異なりますが、ご注文日(支払い完了日)の翌日、翌々日の到着となります
(東京から発送⇒仙台〜兵庫迄が翌日、その他地域は翌々日の到着となります)
大会開始日までの到着をご希望の方は10月12日までにご注文ください。
道路事情などにより配送遅延が生じる場合がございますので、遠方、島しょ部の方は余裕をもってご注文ください。
※前払いとなりますので、支払完了後の発送となります。
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本書の内容
本書は、2021年10月16, 17日に開催された日本考古学協会2021年度金沢大会の資料集です。3本の講演会、4件の分科会における43本の研究発表、そして16本のポスター発表の資料を収録しています。本大会では、分科会I〜IIIは北陸地方、分科会IVでは海外を中心とした研究発表が実施されます。分科会Iでは、弥生時代から古墳時代を中心に北陸の地域集団が環境変動や技術革新にどのように適応していったかを検討します。分科会IIでは、越後・越中・能登・加賀・越前・若狭における古代の津湊関連遺跡を抽出し、古代の津湊の様相を明らかにすることを目的とします。分科会IIIでは、石塔・石仏と石垣・石造物の検討から、北陸の中近世にみられる特徴的な石文化の歴史解明を目指します。また、分科会IVでは、世界の古代文明の王権に関する研究発表を行います。そして、ポスター発表では、石川県史跡整備市町協議会等による取り組みを紹介します。

公開講演会
講演I　小嶋芳孝　古代日本海域における人の移動　渤海・日本航路を中心に　1-8
講演II　中村慎一　中国新石器時代文明の探求　9-14
分科会IV講演　吉村作治　太陽の船プロジェクトの成果と今後の展望　15-20
分科会I「集落・生業からみた地域集団の適応と変化」
河村好光　趣旨説明　分科会�� 集落・生業からみた地域集団の適応と変化　21-22
下濱貴子　八日市地方遺跡をめぐる論点　23-30
佐藤由紀男　弥生開始期の生業・交流　 31-38
木下尚子　弥生管玉・勾玉と北陸　九州からの視点　39-46
鶴来航介　八日市地方遺跡における木工具の運用　47-54
林 大智　工具の鉄器化と生産体制の転換 55-62
戸根比呂子　玉つくり研究と地域の視点　北陸における研究の現状と課題　63-70
西田昌弘　碧玉をめぐる問題　玉石材からみた獲得システムの考察　71-78
景山和也　碧玉製品製作遺跡金沢平野を中心に　79-86
中屋克彦　北陸における碧玉製品副葬古墳　87-94
河村好光　碧玉製品の集積と分配　95-102
分科会II「古代日本海域における人の移動　古代の港湾と関連遺跡」
小嶋芳孝　分科会II「古代日本海域における人の移動　古代の津湊と関連遺跡」概要と論点整理　103-104
E・I・ゲルマン(Е.И. Гельман)、翻訳:荒井 雅子、校訂:小嶋 芳孝　クラスキノ城跡の考古学的調査成果Основные итоги археологических исследований Краскинского городища　105-116
岩井浩人　ロシア沿海地方クラスキノ城跡における日露共同調査　　117-118
川畑 誠　加嶋津と古代能登　邑知地溝帯の動向を中心に　119-126
中野知　能登の津湊と宗教施設　127-134
伊藤雅文　北加賀地域における古墳時代後・終末期社会の粗描　135-142
出越茂和　加賀の古代津湊と交通　143-150
望月精司　南加賀の渡来人集落と古代手工業生産　飛鳥時代のミヤケ的経営を探る　151-158
春日真実　古代越後・佐渡の津・湊と交通　159-166
杉山大晋　越中の古代津湊と水上交通　167-172
松葉竜司　若狭・越前における古代津湊と交通　173-180
鈴木景二　古代史から見た北陸の水運と港湾　181-184
分科会�掘崟佚磴�ら石垣へ　石文化が語る北陸の中近世」
垣内光次郎　分科会�掘＼佚磴�ら石垣へ　石文化が語る北陸の中近世　の開催趣旨　　185-186
狭川真一　中近世の石文化　作品・商品・材料　187-192
赤澤徳明　笏谷石を中心とした越前・若狭の石造物文化　越前の笏谷石と敦賀の花崗岩・若狭の日引石　193-200
阿部　来　越前の中世都市における石の土木利用　201-208
川畑謙二　加賀の石塔と石文化　209-216
大野 究　能登・越中の石塔と石文化　217-224
御嶽貞義　福井城下の石垣と石材加工　225-232
堤 徹也　屋上の石文化　石鬼と石瓦のひろがり　233-240
滝川重徳　金沢城石垣構築技術と石材加工　241-248
向井裕知　金沢城下町と野田山の石塔・石廟　近世前期を中心として　249-256
分科会�検嵎弧世伐Ω◆�
足立拓朗　分科会IV「文明と王権」の開催趣旨 257-258
覚張隆史　古人骨の文化財科学分析からみた文明と王権　259-264
佐々木由香　日本古代王権の布に関わる植物考古学的アプローチ　265-272
宮田佳樹　脂質分析の成果と王権　学際的な研究アプローチから器の用途を考える　　273-280
阿部善也・四角隆二　古代日本に伝来したのはサーサーン朝の宮廷工房作品だったのか?X線分析が明らかにしたサーサーン・ガラスの実態　281-288
上杉彰紀　インダス文明社会を支えたもの:工芸品生産・流通と社会権力　289-296
小泉龍人　メソポタミアの都市と王権　「神の街」と支配の正当化　297-304
河合 望ツタンカーメン王の天蓋付き二輪馬車と王権　305-310
久保田慎二　二里頭遺跡のイネと王権　311-318
中村誠一　マヤ文明コパン遺跡における古典期王権に関する諸問題319-322
ポスター発表「地域から発信する考古学」
田村昌宏　石川県史跡整備市町協議会の歩みと取組み　.323
高田秀樹　史跡真脇遺跡の第1期整備　　324
瀧本 達也　史跡七尾城跡の指定と今後の整備活用について　325
坂下博晃　邑知地溝帯の古墳　口能登広域連携のとりくみ　326
中野知幸　寺家・シャコデ・気多神社　気多の神々の原像を探る　　327
竹森杏奈　考古コレクションの再評価と活用　328
増永佑介　ふるさと学習をテーマとしたかほく市の遺跡・文化財活用　　329
戸谷邦隆　津幡町加茂遺跡発掘調査概要　330
鏡百恵　Love Kanazawa Jomon World More!　中屋サワ遺跡とチカモリ遺跡　331
向井裕知　城と道をゆく加越国境城跡群及び道　　332
腰地 孝大　末松廃寺跡　古代寺院跡の調査成果　333
小阪 大　続日本100名城鳥越城の発掘調査の成果と整備　334
横幕史織　能美古墳群の保存と活用　あつまれ!のみ古墳女子!　 335
横幕　真・村上昂之　加賀立国1200年に向けた取り組み—加賀国府関連遺跡の調査と魅力発信　336
浅野良治　時を止めた近世の城　「御止め山」となった大聖寺城跡の奇跡　337
安中哲徳　古代北陸道 淡津駅はどこか?小松市大領遺跡の道路遺構から　338