レビュー一覧

  • 埼玉県和光市 午王山遺跡総括報告書

    埼玉県和光市 午王山遺跡総括報告書

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    「ごぼうやま」と読みます。3条の環濠が確認されている弥生時代の集落遺跡で、本書は国指定指定の申請用に作成されたもの。第1〜15次の調査で、152軒の竪穴建物跡などが発見されており、これらの実測図と出土遺物が集成されている。市のホームページでも見ることができる。なお、第8次調査以降の報告書は、和光市の窓口で購入することが可能。
  • 亀ヶ森古墳2 町内遺跡(亀ヶ森古墳)範囲内容確認調査報告書

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    会津盆地所在の全長129mの前方後円墳で、隣接する鎮守森古墳(前方後方墳)と共に国史跡に指定されている。戦国時代には砦として利用されており、前方部は共同墓地となっているが、福島県最大の前期古墳として有名である。
  • 老司古墳

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    全長76mの前方後円墳(国史跡)。合計4箇所の主体部をもつ。これらは、初期横穴式石室と呼ばれるもので、竪穴式石室から横穴式石室への変遷を考えるうえで重要な事例である。なお、この古墳は、少年院の敷地にあるため見学できないらしい。
  • ホケノ山古墳の研究

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    『下池山古墳の研究』と同時に刊行された。桜井市所在。纒向古墳群(国史跡)に属する帆立貝式前方後円墳で、3世紀中頃か4世紀代かと築造年代で議論のわかれる問題の古墳。本報告でもある本書は、入手困難な文献で、入手できたらラッキー!
  • 妙見山1号墳 西部瀬戸内における初期前方後円墳の研究

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    瀬戸内海を見おろす前期の前方後円墳。現在は整備され、竪穴式石室は公開時間限定で見学できる。現在も新刊が入手可能。
  • 下池山古墳の研究

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    大和古墳群に属する古墳時代前期前半の前方後方墳で、径125mを測る。本書が、この古墳の本報告で、国史跡に指定された。副葬品は少ないが、竪穴式石室は見事である。古書でなかなか出回らない超レア本である。
  • 史跡 青塚古墳調査報告書

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    墳長123mの前方後円墳(国史跡)。前方部頂部に壺形埴輪を並べた方形壇状遺構が確認された。墳丘の残存状態が良いように見えるが、小牧長久手の戦いで砦として利用された。現在は、史跡公園として整備されている。古書として、あまり出回らないので見つけたらゲットしよう!
  • 増補改訂版 縄文の奇跡!東名遺跡 歴史をぬりかえた縄文のタイムカプセル

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    「ひがしみょういせき」と読みます。調整池建設の事前調査で、縄文時代早期の貝塚・貯蔵穴・墓地などから有機質遺物が大量に発見されたことから国史跡に指定された低地遺跡。佐賀市教育委員会が作成した普及書が雄山閣から出版された。内容もしっかりしており、考古学を勉強している学生さんにもお勧めの一冊。
  • 奈良山発掘調査報告1 石のカラト古墳・音乗谷古墳の調査 

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    墳丘が奈良県と京都府にまたがっている石のカラト古墳。ニュータウン開発のための事前調査だったが、当時、全国でも珍しい上円下方墳であることが判明したため国史跡に指定され整備された。整美な横穴式石室は埋めもどされているため、本書で堪能しよう。古墳ファン必携の一冊。
  • 赤城山南麓を横断する巨大用水路 史跡 女堀

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    中世初期に掘削工事が行われたが、未完成に終わった巨大用水路。前橋市から伊勢崎市にかけて存在し、6地点が国史跡になっている。これ1冊あれば、女堀のことが良く分かる。とても便利な冊子。