レビュー一覧

  • 重要文化財 福岡県大宰府跡出土品名品選

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    令和5年に国の重要文化財に指定された1770点の出土品のうち、69点と「大宰府跡出土木簡」から37点を紹介した展示図録。巻末には指定目録も掲載されている。
  • まつりごとの展開

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    新しい「市川市史」歴史編全4冊のうち、最初に刊行されたもので、古墳時代から幕末までの政治的部分を対象とした内容。好評につき第2刷。図・写真はオールカラーで、古臭い体裁の多かった県史や区市町村史とは一線を画した斬新な内容が目を引く。
  • 歴史の道「萩往還」復元整備工事報告書

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    国史跡萩往還は、古道部分はもとより、一里塚、駕籠建場などの様々な構成要素からなる。本書の萩市をはじめ、旭村、山口市、防府市でも萩往還関係の整備や修理報告書が複数刊行されている。
  • 山梨県史跡 勝山城跡

    山梨県史跡 勝山城跡

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    中世城郭である勝山城跡(山梨県史跡)の総合調査報告書。山梨では、白山城跡(国史跡)、岩殿山城跡(県史跡)、そして本書と、縦書き文献が目立つ。
  • 高松塚古墳壁画を伝える 発見から石室解体、修理を経て

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    国宝壁画の保存修理に伴う特別史跡高松塚古墳nの発掘調査は文化庁の一大プロジェクト事業である。その内容を分かりやすく、コンパクトにまとめた講演会の記録集。持ってて損なし。
  • 栃原岩陰遺跡発掘調査報告書 第1次〜第15次調査 (1965〜1978)

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    「栃原岩陰部」と「天狗岩岩陰部」からなる国史跡栃原岩陰遺跡のうち、栃原岩陰部の未報告だった15次におよぶ報告。縄文時代草創期末から早期の遺跡で、早期の埋葬人骨12体も発見されている。カバー付上製本と立派な装丁である。
  • 取掛西貝塚総括報告書 : 東京湾東岸部最古の貝塚

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    国史跡申請用報告書。縄文時代早期前葉を中心とする貝塚を伴う大規模な集落遺跡で、イノシシやシカの頭骨が集積された動物儀礼の痕跡や、全国最多の出土量(2000点越え)を数えるツノガイ類製品などが注目される。本書は、船橋市の公式ホームページで見ることができる。写真図版がオールカラーなのも良い。
  • 史跡加曽利貝塚 総括報告書

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    加曾利貝塚を特別史跡に格上げするための申請報告書。第1分冊は、遺構・遺物、第2分冊は貝や人骨、第3分冊には、まとめと、関連文献及び写真図版が掲載されている。加曾利貝塚に関する決定版。貝塚としては、全国で初めて特別史跡となった。
  • 史跡ユクエピラチャシ跡 : 平成11・12年度試掘調査報告書

    史跡ユクエピラチャシ跡 : 平成11・12年度試掘調査報告書

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    北海道で国の史跡に指定されている「チャシ」は6件あるが、発掘調査報告書が刊行されているものは少ない。本書は整備に先行した試掘調査で、濠や土塁の状況が明らかになった。人物を入れた写真があれば、その規模が分かりやすかったのにと思う。
  • 出雲と都を結ぶ道 古代山陰道

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    近年、古代山陰道の良好な発掘事例が増加している島根・鳥取両県を中心とした好図録。文化庁の近江主任調査官をはじめ4本の論考も掲載されている。