レビュー一覧

  • 有年牟礼・井田遺跡発掘調査報告書

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    「うねむれ・いだ」と読みます。弥生時代中期の焼失竪穴建物跡では炭化材の上から焼土塊が検出されたことなどから、土屋根の可能性が指摘されている。赤穂市の報告書は、表紙にウリとなる写真や記述があり、巻頭カラー頁でも重要なポイントが示されている定番のつくりとなっている。
  • 史跡フルスト原遺跡保存活用計画書

    史跡フルスト原遺跡保存活用計画書

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    11世紀末から16世紀初め頃に営まれた石塁で囲まれた屋敷地と考えられる区画7箇所などが復元整備されており、これらを保存活用するための計画策定書。この遺跡の概要が良く分かる。
  • 登録有形文化財 旧蔵内家住宅調査報告書

    登録有形文化財 旧蔵内家住宅調査報告書

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    筑豊炭鉱経営で栄えた蔵内家の住宅。庭園は国の名勝に指定されている。明治20年(1887)の創建で、炭鉱主の住宅としては最古のものである。
  • 大宰府政庁跡

    大宰府政庁跡

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    九州歴史資料館刊行のものは裸本だが、吉川弘文館のものは上製本、箱、外箱付きで、お値段は張るが、長期保存がきくので購入しました。六一書房さんで買うと一割引きなのは、本書のような高額なものの場合、とても助かります。
  • 史跡安芸国分寺跡発掘調査報告書6 第18次調査(安芸国分寺周辺遺跡)の記録

    史跡安芸国分寺跡発掘調査報告書6 第18次調査(安芸国分寺周辺遺跡)の記録

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    国史跡安芸国分寺跡塔跡周囲の確認調査報告書。現存する塔基壇が本来よりも小さくなっていることなどが判明。昭和12年(1937)の「安芸国分寺塔跡」が再録されているのもうれしい。
  • 橿原遺跡

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    縄文時代晩期「橿原式」のタイプサイトの出土品1225点が国の重要文化財に指定されたのを記念して刊行された図録。戦前の発掘調査時の写真のほか、主要遺物がオールカラーで紹介されている。
  • 国指定史跡 七夕池古墳

    国指定史跡 七夕池古墳

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    径約36メートルの円墳で、主体部から老齢女性の人骨が発見された。昭和48年(1973)の発掘調査から48年を経て本報告が刊行された。
  • 国史跡三十三間堂官衙遺跡 平安時代の陸奥国曰理郡衙跡発掘調査総括報告書

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    「陸奥国日理(わたり)郡衙跡の総括報告書。礎石がほぼ完在する総柱の倉庫跡など見所満載の一冊。考察もとてもしっかりしており、古代官衙研究における重要な文献である。入手できてラッキーです!
  • 重要文化財 橿原遺跡出土品の研究

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    「紀元2600年」記念祝典事業に伴う橿原神宮とその周辺の大規模整備事業に先行して昭和13年(1923)に開始された10万平方メートルに及ぶ発掘調査で出土した縄文時代晩期「橿原式」土器・土製品類934点、石器・石製品類244点をはじめとする1225点が国の重要文化財に指定され、再整理が行われた。その成果をまとめた貴重な報告書。レア本である。
  • 造山古墳と作山古墳

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    岡山県を代表する2基の巨大前方後円墳が日本遺産に認定されたのを記念して開催されたシンポジウムの記録集。今まで発掘調査が実施されていなかった作山古墳については、総社市に文化財課を新設し、確認調査が行われるようである。