レビュー一覧

  • 酒々井町墨古沢南1遺跡 旧石器時代編

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    13,900平方メートルが発掘され、全国最大規模の旧石器時代の環状ブロック群の一部が発見された。調査区外に広がる残りのブロックは、遺物を取り上げずに記録を作成する確認調査が実施され、「墨古沢遺跡」として国の史跡に指定されるきっかけとなった重要な報告。
  • メスリ山古墳

    メスリ山古墳

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    全長224メートルの前方後円墳で国の史跡に指定されており、出土品は重要文化財となっている。昭和34年から38年にかけて実施された発掘調査の報告ながら、とてもハイレベルな内容。なお、墳丘測量図については、大阪市立大学による『メスリ山古墳の研究』(2008)に最新のデータが掲載されている。
  • 安永田遺跡 佐賀県鳥栖市に所在する安永田遺跡銅鐸鋳型出土地点の調査

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    銅鐸鋳型5個(重要文化財)が出土したことで一躍有名になった安永田遺跡(国指定)の報告書。当時、九州では銅鐸が発見されていなかったことから画期的な発見となった。布貼り上製本2分冊、合計厚さ5.2センチと立派な装丁である。
  • 乗越遺跡 相模国分寺創建期瓦生産窯跡の発掘調査報告

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    8基の瓦窯などが検出され、相模国分寺の創建瓦と須恵器が焼かれていたことが判明。古代の窯跡がほとんど発見されていない神奈川県内では貴重な報告例である。
  • 内野古墳群

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    大規模開発に伴う調査で複数の古墳群が調査されたが、二本ヶ谷積石塚群では良好な積石塚古墳が発見され、静岡県の史跡に指定された。現在は史跡公園となっている。
  • 畑ノ原窯跡

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    江戸時代初頭の慶長年間に作られた朝鮮式連房式の登窯で、我が国最古の磁器窯で国の史跡に指定されている。複数の焼成室には製品やトチンが良好に残されており、古い調査ながら、とても良く出来た報告書である。
  • 大清水上遺跡発掘調査報告書

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    縄文時代前期後半の大形竪穴建物(ロングハウス)が環状に並ぶ配置で発見され、ダム建設を変更して保存され、国の史跡に指定された。
  • 国東塔の分布と特色

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    地方色の強い石造宝塔である国東塔の悉皆調査報告。刊行年が昭和54年(1979)と古いため、各石塔の荒れた佇まいの写真が良い。レア本である。
  • 増補 会下山遺跡

    増補 会下山遺跡

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    高地性集落として有名な会下山遺跡(国史跡)の昭和39年の発掘調査報告に、2篇を追加したもの。古い調査ながら内容はしっかりしている。
  • 史跡のかこ・いま・これから つながり・つなぎ・つたえる

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    事例報告では、各市のベテラン職員と若手職員の2名1組で史跡指定前として以後の取り組みについて発表。史跡指定と、その後の取り組みには、永続的な対応が必要なことを改めて考えさせられる。