レビュー一覧

  • デーノタメ遺跡

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    縄文時代中・後期の大規模環状集落に低地の「生もの」ざくざくの危険な遺跡。北本市は予定していた土地区画整理事業を見直し、文化庁に国史跡を申請するらしい。北本市のホームページ上には総括報告書もアップされている。本書(概報)を見てるだけでヤバさが伝わってくる。関係者の皆さま、おつかれさまです。
  • 向山古墳群 向山古墳群・瓶山古墳群・石馬谷古墳の調査

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    史跡妻木晩田遺跡の西側のふもと、現在は米子市に合併された旧淀江町に所在する古墳群の国史跡申請のための報告書。表紙写真の岩屋古墳(向山1号墳)は、切石による横穴式石室をもち、玄門の切り込みは見事である。長者ヶ平古墳の巨大な横穴式石室は、鳥取地震で石材がズレて、侵入が危険な状態。本州で唯一の石馬(重要文化財)が出土したとされる石馬谷古墳は、夏に訪れた時に、どこが墳丘なのかも判別できないほど草ぼうぼうだった…いずれにしても鳥取県西部の所要な古墳群であり注目!持ってて損なしです。
  • 特別史跡 大湯環状列石 1

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    大湯環状列石といえば、B5版サイズの『特別史跡大湯環状列石発掘調査報告書』1〜25が思い浮かぶが、実はこれらは年次の概要報告のようなもので、A4版ケース付の(I)が「遺構編」、2010年に刊行された(II)が「遺物編」で、IIIが「総括編」という構成になっている。未だ古書として出回った形跡の認められない(III)がほしい今日この頃です。
  • 新尾道市史 文化財編 上巻

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    浄土寺本堂・多宝塔、向上寺三重塔の3件の国宝、21件の重要文化財建造物をはじめとする文化財の宝庫尾道市。各建造物の平面・断面・立面図なども掲載されている決定版!建造物ファンの方は、持っていて損なし。
  • よみがえる白鳳の世界へ 国指定史跡 山王廃寺跡

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    出土文字瓦から、この寺院の名称が「放光寺」と判明。放光寺は、上野三碑のひとつ「山上碑」に記載がある。現地では、見事な塔心礎(国史跡)や、塔心柱の根巻石(重要文化財)、石製鴟尾などを見ることができる。また、法隆寺五重塔初層の塑像群(国宝)に似た塑像群(県文化財)や、銅椀、緑釉陶器(重要文化財)など出土品類の写真もあり、これ1冊で、山王廃寺跡を知ることができる図録となっている。持ってて損なし!
  • 東国の雄 総社古墳群

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    総社古墳群の確認調査成果が掲載されており、改めて、この古墳群のすごさが伝わってくる。前橋市の文化財保護課は、丸ごと本庁から、総社古墳群近くの総社三丁目の住宅地の中に移転して、事務所、整理所、展示スペースなど(ただし土・日・祝日は休館)があり、ここで本書をはじめとするパンフレット類を入手することもできる。行ける人は行ってみよう!
  • 群馬の古墳時代はここから始まった!! 朝倉・広瀬古墳群

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    かつては154基以上の古墳が存在したとされる前橋台地に展開する古墳群を紹介する。すでに消滅した古墳の位置も『上毛古墳総覧』にもとづき地図上に示されている。現存する古墳では、東日本最大規模の前方後方墳(径130m)である八幡山古墳(国史跡)や、調査年が古い前橋天神山古墳(県史跡)の長大な粘土槨の写真や、かつての墳丘の写真など貴重な資料も掲載されており、資料的な価値の高い内容となっている。
  • 前橋市大室古墳群 : 前二子古墳・中二子古墳・後二子古墳・小二子古墳 赤城南麓の大豪族の威勢

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    隣接する高崎市や伊勢崎市で主要な報告書を販売しているのに、前橋市では扱われておらず、入手困難なものが多い。そのかわり?なのか、一般向けのガイドブック類は、とても充実している。本書は、10種類あるもののうち、最も多い20刷と再版をくりかえしている。史跡公園として整備されている古墳群の調査・整備状況などがオールカラーで掲載されている。
  • 本證寺境内地

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    三河一向一揆の拠点であった本證寺(国史跡)。表紙の写真は寺の内堀北東隅にある隅櫓で、まるで、どこかの城かと思わせる風景。境内に残る大規模な土塁など、城郭寺院の様子を今に伝えています。見学をおすすめします。
  • 取掛西貝塚(5) 1 千葉県船橋市

    取掛西貝塚(5) 1 千葉県船橋市

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    タイトルの(5)は、第5次調査、1は第1分冊(遺構編)を示す。ちなみに2は第2分冊(遺物編)である。東京湾東岸部では最古の貝塚(縄文時代早期撚紋糸終末期)で国史跡に指定された。本書で最も注目されるのは、ヤマトシジミを主体とした貝層が形成された竪穴建物から被熱したイノシシやシカの頭骨が並べられた状況で発見され、国内最古かもしれない動物儀礼が行われていたことが判明したことで、その巻頭のカラー図版は見事である。入手出来て良かった!