レビュー一覧

  • 日本のまじなひ 古代・中世の心根にふれる

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    故水野正好先生が書かれた13編の論文をまとめた注目の書。考古資料から導き出される「あやしい」世界を堪能できます。今は昔、水野先生の講義を受けた者としては、改めて先生の博識に頭が下がる思いです。
  • 史跡三ッ城古墳 発掘調査と整備の記録

    史跡三ッ城古墳 発掘調査と整備の記録

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    複数の概報が刊行されている三ッ城古墳(国史跡)は、3基の主体部を有する前方後円墳で、復元整備されている。本書は、古墳の発見から、発掘調査、整備に至る経過を分かりやすく紹介している。東広島市教育委員会に聞いてみませう。
  • 熊山遺跡

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    径約11m、方形三段の石積遺構で国史跡に指定されている。奈良市頭塔や堺市土塔と同様に奈良時代の仏塔と考えられている。仏塔といえば木造塔や石塔が一般的だが、瓦塔などと共に多様な材質によって建立されていたことを改めて認識させてくれる。本書は、昭和48年(1973)に実施された修理目的の写真測量の報告書で、同じ山中にある複数の石積遺構の分布調査結果なども掲載されている。とにかく折り込み頁が多い本だが、50年近く前に刊行されたものが未だ入手可能なのはうれしい。赤磐市山陽郷土資料館に問い合わせしてみよう。
  • 信州発掘奮戦録 45人が語る遺跡調査の40年

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    今までにありそうでなかった、自分が担当した発掘現場にどのように関わったかを赤裸々?に告白した本。発掘調査に携わる(携わった)者にとって共感したり、そんな見方もあったかなど色々と考えさせられる。サラリーマン化して、やる気がないと言われがちの若手担当者には特に参考になる点も多い。業界人必読の書!
  • 勝坂遺跡D区

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    史跡公園として整備されている勝坂遺跡D区。現地に復元されている敷石住居(30号)の調査結果などを掲載。勝坂式土器のタイプサイトとして知られる本遺跡ですが、実際には加曽利E式期を中心とする集落遺跡です。何だが、まぎらわしい…
  • 東京の古墳を探る

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    著名な古墳の多い関東地方の中では比較的地味な東京の古墳。本書は、これらを総合的に扱った力作で、私の知っている公立図書館では、貸出・予約数も思いがけなく多いそうである。そもそも東京にも多種多様な古墳があることを改めて認識されてくれる好著。
  • 名勝龍性院庭園総合調査報告書 : 平成23〜27年度の調査成果

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    三河の名山猿投山のふもとに位置する猿投神社の神宮寺である龍性院の庭園は発掘調査により当時の姿が明らかになり、国の名勝に指定された。残念ながら、現地は非公開のため、詳細の分かる本書は貴重なものと言える。
  • 殿塚・姫塚古墳の研究 人物埴輪の三次元計測調査報告書

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    国史跡芝山古墳群の2基の前方後円墳は、複数の人物埴輪などで有名だが、発掘調査が実施されたのが昭和31年(1956)と古いものであった。本書は、埴輪の三次元計測など最先端技術を駆使した芝山古墳群の最新の報告書である。印刷やレイアウトも優れた良書でおすすめ。
  • 鈴木遺跡 発掘調査総括報告書

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    昭和49年(1974)年の第1次調査以降54次にも及ぶ発掘調査が実施されてきた鈴木遺跡の国史跡指定のための総括報告書。12面にも及ぶ重複した文化層は全国屈指の旧石器時代遺跡と言えよう。本書の一番の売りは、付編のDVDに既刊報告書がすべてデータとして収められていることである。紙ベースの報告書を探す手間が省けるなど研究者にとっては有益な資料と言えよう。
  • 東京の道祖神塔事典 : その全記録と考察

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    元東京都埋蔵文化財センターの著者が自分の足(バイクですが)で現地を調査した労作。過去の地元刊行物に掲載されていたものの、現在所在不明の事例についても追跡調査するなどまさに「現場百遍」を貫いた好著。