レビュー一覧

  • 古代エジプトを学ぶ 通史と10のテーマから

    マトリョーシカ さん

    日本語のエジプト通史にはこれといったものがほとんどなく、結局のところ、Ian Shawなどの英文書籍に頼らざるを得ないのが現状だが、日本でエジプト学を学びたい者にとって、いきなりそうした書籍に手を付けるのは非常にハードルが高い。1つの時代に特化したものならたくさんあるが、それではエジプトの長い歴史を俯瞰するのは厳しく、断片的な知識だけでわかったつもりになることしかできず、また、大学でエジプト学を専攻したいと考えている学生にとってもこれは由々しき問題であり、このままでは門戸を狭めていく一方である。その点本書は、新石器時代からプトレマイオス朝のエジプトまで広く扱っており、地図や写真も豊富なため、これからエジプトを学ぼうと考えている方にとって、入門書ともいえる1冊となっている。それだけでなく、各章の末尾や図版出典一覧には、古いものから最近のものまで様々な論文や報告書などが示されており、エジプト学を学び始めた学生にも重要な書籍であると言える。
  • ハラホト出土モンゴル文書の研究

    投稿者名未設定

    ハラホト出土モンゴル文書が、日本語訳とともに紹介されていて、研究上役に立つ。
  • 磨斧作針 橋本博文先生退職記念論集

    投稿者名未設定

    古墳時代を中心に気鋭の研究者による論考多数。個人的には下記の論文が面白かった。 滝沢規朗  新潟県における弥生時代〜古墳時代の掘立柱建物 相田泰臣  古墳時代の「頸部有孔突起付甑」について 前原 豊  群馬県前二子古墳の出土遺物をめぐって ─明治と平成の調査から─ 風間栄一  長野県大室古墳群大室谷支群225号墳出土の鉄鏃 ─合掌形石室における追葬の検討─ 田中祐樹  北陸における古墳時代馬具の受容と展開に関する問題提起 小黒智久  大型古墳被葬者の埋葬時期と政治/経済的活動時期
  • 星州李氏文烈公派世譜 全12巻 (古書)

    星州李氏文烈公派世譜 全12巻 (古書)

    イ マンヒ さん

    我が家の家系図(族譜)です。一世から数えて私は25世にあたります。少々値が張りますが、手元に置いておきたい一品です。
  • 考古学雑誌 第101巻第1号

    Archae さん

    論説 相原淳一「多賀城と貞観津波」(pp.1-53) 1.はじめに 2.宮城県多賀城市周辺における東日本大震災津波浸水域  (1)東日本大震災における宮城県多賀城市被災の概要 (2)浸水域の調査 (3)小結 3.多賀城周辺の津波伝承  (1) 史料における貞観津波 (2)多賀城市砂押川流域における大津波伝承 (3)小結 4.多賀城城下とその周辺におけるイベント堆積物  (1) 南北大路 (2)西4道路路面上とB西側溝の上 (3)国司館の埋没した遣り水遺構‐SK2298B大土壙、SD10061B連結溝上面の窪み (4)SX1350西1道路路面上の窪み (5)SX1350西1道路跡A東側溝 (6)SX 10211湿地帯とSF3700B水田跡に残る洗堀痕跡 (7)低湿地 ボーリング調査地点A (8)小結 5.砂押川流域の古環境に関する諸問題  (1)否定された“潟の世界” (2)旧海岸線微関する問題 (3)生息珪藻・水生生物等の分布状況 6.宮城県内他地域との比較検討  (1)気仙沼市大谷海岸・沼尻遺跡 (2)石巻平野 (3)仙台平野南部 (4)小結 7.貞観津波の社会的影響に関する一考察 8.おわりに
  • 阿武山古墳調査写真集 昭和9年の記憶

    投稿者名未設定

    被葬者が藤原鎌足とされる古墳の記録で、圧巻は1200年前の生々しい遺骸の写真の数々です。 戦前の調査で世論の批判や不敬罪に絡んだ憲兵隊からの圧力で十分な調査がされないまま早々に埋め戻されたとの事、世が世ならば詳細な調査がなされ数々の新たな知見が得られた事でしょうに残念でなりません、今、地下に眠る鎌足の遺骸はどうなっているのでしょうか?
  • 黒塚古墳の研究

    投稿者名未設定

    既刊の図録、特展の図録、出土鏡の3次元図録があれば十分だった。平原弥生古墳に通じる無駄感がある。カラー写真図版の仕上がりも、図録の方がいいと思うのは私だけか?
  • 黒塚古墳の研究

    azukipapa さん

    昨年の橿考研の黒塚古墳展示は大変良かったしその際の図録もとても有用な仕上がりでした。色々な事情から報告書が出版社からの発刊となったと思われます。内容は学術報告書でレベルの高いものかもしれませんが、あのように大型で高額な体裁にする必要があったのか極めて疑問です。奈文研などで集積している遺跡総覧などへの公開もされないのであれば、かえって資料の公開性は低くなり一部マニアのための資料になりかねません。厳しい意見で申し訳ありませんが、このような傾向には不安を感じます。
  • 黒塚古墳の研究

    投稿者名未設定

    20年前の現地説明会の日、見学を待つ人々の列が黒塚古墳の発掘現場から桜井線柳本駅まで繋がったとの事、あまりの人数の多さに思わず、今は亡き母に携帯電話で「物凄い数の人が居てる!」と連絡した記憶があります、束明神古墳の時よりも多いなと思いましたが、報告書によると当日1万6千人の方が来られたとか、見学では当時デジタルカメラを持たずフィルムカメラでフィルムの残量を気にしながら、そして先へ進むよう急かされながらシャッターを切った記憶が昨日の様に思い出されました。
  • 会下山遺跡 弥生後期・山頂式高地性集落址の研究

    会下山遺跡 弥生後期・山頂式高地性集落址の研究

    投稿者名未設定

    私が会下山遺跡の存在を知ったのは、小学校時代に社会科の副教材に載っていた住居址の写真を見た時で、それが切っ掛けで考古学に興味を持ち、成人後に発掘調査報告書を探したのですが中々見つからず、その後改訂復刻版が出て手には入れたのですが、どうしても原版が欲しくて探していた処ホームページで見かけたので購入しました。