レビュー一覧

東国の考古学

お薦めします。若手からベテランまで幅広い世代の研究者による論集。各論文はそれぞれ充実した内容で読み応えがあり、興味は尽きない。個人的には竪穴建物研究の第一人者である桐生直彦氏の最新の論文が入手できたのがうれしい。また地域に根ざした文化財の普及・公開活動の記録を寄せた角田祥子氏の論考は傾聴すべき。

国分寺の創建　組織・技術編

箱崎さんの七重塔ネタはさすがです。国補の調査で細切れ、入手不可能な各地国分寺の調査成果がまとめられているのも魅力。

新潟考古　第23号

おすすめです

東国の考古学

惜しまれつつも廃刊となった『東国史論』の解散記念論集。力作揃い。持っていて損はしませんゼ。

古墳時代石棺秩序の復元的研究

古墳研究者必携。これが本場もんの石棺研究や〜 筆者の真摯な研究をみならうべし！

古式土師器の年代学

ほぼ最新の古式土師器研究の動向がこの一冊で網羅できる。 また、巻末の論考も非常に充実しており、土器だけでなくその他の遺物を含めた古墳時代前期の検討がなされており、基本文献となっている。

なかなか研究集会に参加できないので、毎年9月発行の『貿易陶磁研究』並びに資料集を心待ちにしています。

土偶・コスモス

　２００９年末、東京国立博物館で開催された文化庁海外展　大英博物館帰国記念「国宝　土偶展」の『図録』１８００円より高めですが、この『図録』はすぐに売切となったため、諜報

儀礼をシナリオ風に再現するところは、著者が史料を分析・研究する中で抱いたイメージが伝わってきて面白かった。

史跡是川石器時代遺跡発掘調査報告書

国庫補助の確認調査書は毎年のように細切れで刊行され訳がわからない遺跡も多い中で、ネームバリュー抜群の遺跡を知るうえで格好の一冊！お値段もリーズナブルです。