レビュー一覧

  • 北方世界の考古学

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    江戸川橋さんの意見に同感。関東の古代を勉強する人は東北のことも知る必要があります。六一さんの目次には載ってませんが、若手の成長株、五十嵐祐介さんの「『埋没家屋』再考」は資料の解釈・評価について考えさせられる内容です。強力執筆陣による内容、買うべし!
  • 上代文化 第41輯

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    本名でレビューを投稿するとヤラセと思われます!ハンドルネームで投稿しましょう。小林達雄先生の最終講義が本書の売りです。ぶっちゃけ、これがなかったら買う人は少なかったでしょう。六一書房サマ、雑誌には必ず目次を載せてください。雑誌タイトルだけでは買うのに躊躇します。
  • 季刊考古学 別冊17 特集:古墳時代毛野の実像

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    豪華ラインナップによる充実した内容。古墳屋さんは、もう買うっきゃないでせう。ベテラン執筆者が多い中で、若手のホープ石橋宏さんの「石棺」に注目!ちなみに、チェルノブイリ原発を覆うコンクリートのことを石棺と呼びます。トレンチやピットも、危ない用語として広く国民的に知られるようになりました。トホホ・・・
  • 平安初頭の南出羽考古学 官衙とその周辺

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    展示図録というより、ほとんど論文集。古代を勉強している人は持っていても損しません。各地で発行される展示図録は今やカラー印刷は当たり前で、論考を載せるものが増えている傾向にあります。値段的にもう少し安いと良いのですが・・・
  • 仏教考古学と地域史研究 中世人の信仰生活

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    「地域資料」の傑作。同社から既刊の『日本海流通の考古学』と対をなす、筆者の学位請求論文の続編。地方で頑張ってる研究者に勇気を与える一冊。
  • 中世墓の考古学

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    中世墓研究のカリスマである狭川真一氏の学位請求論文。これは買うしかないでしょ。既刊の『日本の中世墓』と紛らわしいのでお間違いなく。
  • 馬小屋の考古学

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    イエスキリストとは全く関係ありません。遺構としては実態が曖昧な馬小屋を現存建物や古老への聴き取り調査も踏まえ、全国各地の古代から近現代までの様々な発掘事例から「これが馬小屋だ!」と分析した本格的な研究書。発掘調査現場でお悩みの方々には必携。お値段が高めですが決して買って損はしません。
  • 考古学がよくわかる事典 土にうもれた歴史をさぐる! 発掘の方法から遺物の見方まで

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    はっきり言って子供には難し過ぎ。小学生に宝篋印塔は無理!むしろ、これから考古学をお勉強する大人にオススメ。写真や図はとても良いので入門書しては最適。児童書を甘くみてはいけません。大人でも全く知らないことを調べる場合、結構子供の本は役にたつものです。
  • 幸魂 増田逸朗氏追悼論文集

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    2004に刊行された論集がなぜか再登場。内容的には古墳時代と古代に限定されるが、埼玉県の豪華執筆メンバーによる論文はハイクォリティーなものばかり。特に古墳屋さんは買って絶対損しません。
  • 江戸川橋 さん

    竪穴建物にみられる「貯蔵穴」が須恵器水瓶の普及に伴い減少していくことから、その役割を貯水施設と指摘した佐々木達雄先生の画期的論文を含む論集シリーズ。今では化石化した内容もあるものの研究史上無視できない。今の学生や院生が生まれるずっと前のものだが、決して読んで損はしませんぜ!