レビュー一覧

  • 飛鳥・磐余地域の後、終末期古墳と寺院跡

    投稿者名未設定

    明日香村から桜井市方面に分布する特別史跡・史跡に指定されている終末期を中心とした主要古墳の墳丘や石室の実測図などが掲載されており、個別の報告・研究書が古いものが多く、とても重宝な文献でさる。昭和57年(1982)の刊行ながら、とても良く出来ている。
  • 長七谷地貝塚遺跡発掘調査報告書

    投稿者名未設定

    縄文時代早期後半から前期初頭頃の貝塚で、国の史跡並びに世界文化遺産となっている。布貼り上製本、箱入り、厚さ6.5センチ、重量2.6キロと大冊である。
  • 異形土器 : 縄文時代の不思議なうつわ

    異形土器 : 縄文時代の不思議なうつわ

    投稿者名未設定

    2個で1セットと考えられている異形台付土器をはじめとする変態土器を紹介した展示図録。この方面の最新動向が分かる好文献である。
  • 茨城県馬渡における埴輪製作址

    投稿者名未設定

    埴輪窯や工房、粘土採掘坑などがまとまって検出され、国の史跡に指定された。真夏の炎天下で実施された発掘調査では、体調不良となる学生が続出し、「馬渡地獄」と呼ばれていたそうで、明治大学の労務管理のダメぶりを示している。いやはや…。
  • 山王廃寺 平成18年度調査報告

    投稿者名未設定

    神社境内にある塔心礎のみが国史跡に指定されていた山王廃寺の伽藍を確認するための5箇年計画で実施された1年目の報告書。講堂に取付く回廊の一部が確認された。巻頭カラーには塔心礎や、重要文化財に指定されている根巻石、出土品などが掲載されている。
  • KITAKOGANE (北黄金)

    KITAKOGANE (北黄金)

    投稿者名未設定

    北黄金貝塚の北側に隣接する北黄金2遺跡を国の史跡に追加指定するための確認調査報告と、過去に実施された北黄金貝塚の調査成果をまとめた一冊。写真図版はオールカラーで、総括報告的内容となっている。
  • 史跡 稲荷森古墳保存修理事業報告書

    投稿者名未設定

    古墳時代前期の全長96メートルを測る山形県最大の前方後円墳で、樹木が伐採されており、墳形が良く分かる。JR赤湯駅近くにあり、見学をお勧めします。
  • 東京都中野区 広町遺跡4

    東京都中野区 広町遺跡4

    投稿者名未設定

    神田川や善福寺川流域に分布する弥生時代後期から古墳時代前期の集落遺跡のひとつ。本書の売りは、これらの遺跡群などで発見された竪穴建物と方形周溝墓を示した図面のようであるが、本書が発掘会社の団体である「公益社団法人日本文化財保護協会」の第12回「優秀発掘調査報告書」を受賞したと当該企業のホームページに「表彰状」が載っているが、はっきり言って、ごく普通の報告書にしか見えない(個人の感想です)。これが優秀報告書ならば、その他の報告書って何・・・
  • 地図中心2023年4月号(通巻607号) 総特集 日本板碑大全

    投稿者名未設定

    12篇のうち、徳島、近畿以外は関東の板碑に関するものだが、いずれもオールカラーで、とてもビジュアル。中世板碑の石材、生産、転用など様々な視点からの論考は、板碑研究の現時点での最先端を示す内容で、お勧めです!
  • 東京国立博物館所蔵 国宝平安仏画 : 光学調査報告書 : 普賢菩薩像 虚空蔵菩薩像 千手観音像 孔雀明王像

    投稿者名未設定

    東京国立博物館所蔵の4点の平安仏画(国宝)の光学調査報告書。B4サイズの大型版で精巧な仏画の詳細を楽しむことができる。非売品には表紙カバーがないが、販売用には表紙カバーが付いている。