レビュー一覧

  • 吉備と伊都国 巨大墳丘墓と大鏡

    azukipapa さん

    特別展そのものを見てはいないので、的をはずれていたらごめんなさい。弥生時代、特に後半期を中心とした内容で、吉備と伊都を比較しながらの本であると書かれています。しかしながら内容のほとんどが吉備の紹介に終始しており、両者がどのように交流、関係したかについてはほとんど触れられていません。吉備の紹介資料はむしろいわゆる畿内方面との強い関連を示すものが多く、伊都国との関連は土器製塩の導入記事で具体的に示されている程度です。展示をご覧になった地元の方々が、展示内容をどのように位置づけられたのかなと思いました。期待して拝見したので少し残念でした。
  • 下寺尾西方遺跡の調査

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    国史跡申請用報告書。弥生時代中期後半宮ノ台式期に限定される南関東最大級の環濠集落。過去の調査成果をまとめた総括報告書で、弥生集落研究にとって重要な報告。
  • 前畑遺跡第13次発掘調査 : 土塁状遺構発掘調査概報

    前畑遺跡第13次発掘調査 : 土塁状遺構発掘調査概報

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    大宰府の外郭線を構成するとみられる古代の土塁状遺構の発見のきっかけとなった土地区画整理に伴う発掘調査概報。写真図版はオールカラーで土塁の状況が良く分かる。調査区内の土塁の一部は保存され、国の史跡に答申された。
  • 前畑遺跡

    前畑遺跡

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    大宰府から阿志岐山城(国史跡)と基肄城(特別史跡)を結ぶ中間点付近から発見された古代の土塁状遺構を保存するための確認調査報告で、このたび(令和6年12月20日)に国の史跡に答申された。写真図版はオールカラーで土塁の断面状況が良く分かる。
  • 長登銅山跡2

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    日本最古の銅山で、東大寺大仏の銅を採掘していたと考えられており、国の史跡に指定されている。75点もの木簡も発見されていて、重要な報告。
  • 湖西連峰の信仰遺跡分布調査報告書

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    大知波峠廃寺跡が国の史跡に指定された継続事業として実施された遠江国と三河国にまたがる湖西連峰に存在する巨岩や滝、洞穴などを記録した分布調査報告。この地の山岳信仰に関する山本義孝氏の論考が興味深い。
  • 史跡日高遺跡 : 保存整備事業に伴う内容確認調査報告書

    史跡日高遺跡 : 保存整備事業に伴う内容確認調査報告書

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    弥生時代の環濠集落と墓域、生産域(水田・畠)が国史跡指定地内に揃っている遺跡の史跡整備に先行した確認調査のまとめ的報告書。
  • 特別史跡 加曽利貝塚

    特別史跡 加曽利貝塚

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    加曽利貝塚が貝塚として初めて特別史跡に格上げされたことから、リニューアル作成された公式ガイドブック。PR大使の「かそりーぬ」(加曽利Eの犬?)という加曽利E式の深鉢を逆位で頭に乗せ、貝塚で一番多い「イボキサゴ」貝の首飾りをつけたユルキャラがかわいい!
  • あれもEこれもE 加曽利E式土器 (総括編)

    あれもEこれもE 加曽利E式土器 (総括編)

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    2018年から6回開催されてきた企画展を総括した最終展示図録。『加曽利貝塚総括報告書』で提示された加曽利E式土器の細分基準と複数の先行編年との比較が示されており、オールカラーで掲載された多数の土器群は、いかにも加曽利E式土器群である。特に学生さんにお勧めです。
  • 史跡長柄横穴群

    史跡長柄横穴群

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    谷を挟んだ2つの支群の35基が国の史跡となっており、このうち第1支群の21基が保存整備され公開している。高壇式のものが多い。線刻画をもつものもみられる。第13号横穴には五重塔をはじめ様々な線刻画があり、現地の資料館内に現寸大の玄室のレプリカが展示されている。見学をお勧めします。