レビュー一覧

  • 赤人寺七重塔修理工事報告書

    赤人寺七重塔修理工事報告書

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    文保2年(1318)銘のある石造七重塔(国重要文化財)の修理報告。付編として、滋賀県内で国の重要文化財に指定されている石造層塔10基の図・写真などが掲載されており、とても得した気分。石塔オタクにとっては、うれしい1冊。
  • 宮山古墳

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    3基の埋葬施設から出土した副葬品類が国の重要文化財に指定された宮山古墳(兵庫県指定史跡)を紹介した図録。姫路市埋蔵文化財センターでは、更に詳しい出土品の図録を販売している。
  • 大隅大崎 神領10号墳の研究3

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    5世紀前葉の前方後円墳の後円部から発見された刳抜式舟形石棺と、棺外副葬品などの報告。九州南端の古墳文化を考えるうえで重要な報告。付近には、横瀬古墳や唐仁古墳群(いずれも国史跡)などが存在する。
  • 新町遺跡

    新町遺跡

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    湾岸の砂丘にある弥生時代早期から前期前半の集団墓地。土壙墓、支石墓、箱式石棺墓、甕棺墓などが良好に残る。面的に調査が行われた第1地点の土地を志摩町が購入して、覆屋を架けた見学施設を設けた(国史跡)。本書の遺構図と遺物実測図は、とても良く書けている。
  • 国指定史跡 二子塚古墳

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    2006年に刊行された国史跡申請用報告書のダイジェスト版。墳丘長さ68mの前方後円墳(6世紀末〜7世紀初頭)で、前方部と後円部に横穴式石室をもつ。後円部の石室は調査され、解体された組み合わせ石棺が発見された。前方部の墳丘は残り具合が悪かったが、最近整備された。
  • 特別史跡 高松塚古墳発掘調査報告 高松塚古墳石室解体事業にともなう発掘調査

    特別史跡 高松塚古墳発掘調査報告 高松塚古墳石室解体事業にともなう発掘調査

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    同じ明日香村にあるキトラ古墳(特別史跡)の石室壁画(国宝)は剥ぎ取りを行って保存しているが、高松塚古墳(特別史跡)の石室壁画(国宝)は、石室の石材ごと保存しなければならなくなったため、「記録保存」的な発掘調査が必要となった。本書は、まさに高松塚の「解体新書」である。墳丘や石室の様々な構築技術や大地震の痕跡等々、その情報量には驚くことだらけである。
  • 大隅串良 岡崎古墳群の研究

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    九州南部に多く見られる地下式横穴墓が、高塚古墳の文化とは異なるのではなく、高塚古墳に付属して存在していたことを明らかにした重要な報告。地下式横穴墓内部の詳細な図面と写真が、とてもステキ!
  • 内裏塚古墳群総覧 増補改訂版

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    長さ144mで南関東最大の前方後円墳である内裏塚古墳(国史跡)を代表とする古墳群の49基の古墳に関するデータを収載した文献。住宅地における古墳の保存の難しさを改めて考えさせられる。
  • 四国の古墳

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    今から20年近く前の刊行のため、内容的に古さもあるが、四国最大の前方後円墳である富田茶臼古墳(国史跡)の空撮や、石棚をもつ横穴式石室が見事な段の塚穴(国史跡)の石室と墳丘のたたずまいなど見所も多い図録。
  • 国指定史跡フゴッペ洞窟

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    岩面刻画をもつ続縄文時代の洞窟遺跡(国史跡)を紹介した図録。この遺跡については『国指定史跡フゴッペ洞窟保存調査事業報告書』が最も詳しいが、こちらには掲載されていない出土遺物のカラー写真などを見ることができる。