レビュー一覧

  • カヅマヤマ古墳発掘調査報告書 : 飛鳥の磚積石室墳の調査

    カヅマヤマ古墳発掘調査報告書 : 飛鳥の磚積石室墳の調査

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    国史跡マルコ山古墳の近くにある7世紀後半の方墳。村内で初めて発見された磚積石室墳で、1361年の正平の南海地震の影響で、墳丘・石室が大きく崩壊していることが判明。花山西塚古墳(国史跡)をはじめとする県内の磚積石室墳の集成分析をはじめ、考察部分も、とても充実している。かなりのレア本である。
  • 石山古墳

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    戦後すぐ京都大学によって発掘調査されたものの、未報告である。伊賀市にある前期の前方後円墳。石山古墳の遺構・遺物などを紹介したとても内容のある展示図録。本報告が期待される。
  • 研究最前線 四国遍路と愛媛の霊場

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    古写真を多用して愛媛県内の88箇所霊場を紹介した好図録。部分的に国史跡に指定される「伊予遍路道」なども紹介されており、お遍路の雰囲気を味わえる。
  • 杉山城跡 第3〜5次発掘調査報告書

    杉山城跡 第3〜5次発掘調査報告書

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    いわゆる「杉山城問題」で、城郭研究者たちが、郭の在り方などから、この城跡が16世紀後半の後北条期のものとするという意見に対して、確認調査の結果、郭は単一期のもので、15世紀末頃から16世紀初頭に近い前半に築かれたという考古学的初見をほぼ確実にした重要な報告書。本書刊行前に「比企城館跡群 杉山城跡」として国の史跡に指定(答申)された。
  • 武射郡衙跡 山武市嶋戸東遺跡総括報告書

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    8次調査まで行われた確認調査の総括報告書。阿部義平先生の郡衙正庁に関する論考が本書の価値を高めている。
  • やまとのみやけと女性司祭者 史跡 島の山古墳発掘20年

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    墳丘径200mの前方後円墳(国史跡)で、前方部にある粘土郭から大量の車輪石などの副葬品(重要文化財)が出土したことで有名な島の山古墳の調査結果などをまとめた展示図録。とても良く出来ており、さすが橿原考古学研究所附属博物館である。報告書を買いそびれた人には特にお勧めです。
  • 鳥海山の信仰文化

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    鳥海山麓にある信仰関連遺跡である金峯神社や霊峰神社跡などの調査報告。本書の刊行後、これらの遺跡は「史跡鳥海山」として国史跡に指定された。雪をいだく鳥海山と霊峰神社跡の場所を示した巻頭カラーの航空写真が良い。
  • 国史跡 桜井古墳 保存整備事業報告書

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    調査編と整備編の2分冊。布貼り上製本で箱入りという立派な装丁。南相馬市になってからも同様な作りの報告書が刊行されている。古墳時代前期の長さ74.5mの前方後方墳。この頃は、まだ珍しかった赤外線撮影が行われている。
  • 大牧1号墳発掘調査報告書 同2号墳・3号墳の発掘調査

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    全長45mの前方後円墳で、横穴式石室内に家型石棺をもつ。小学校の校内に整備されて保存されており、市の史跡となっている。各務原市埋蔵文化財センターで入手できる。
  • ふな塚古墳発掘調査報告書 大牧4号墳

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    全長40mと推定される前方後円墳で、前方部にある河原石積の横穴式石室から家型石棺の底石が発見されている。