レビュー一覧

  • ふしぎな縄文土器

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    普通の縄文土器が中心で、タイトルの「ふしぎ」さが伝わってこない残念な図録。大田区立郷土博物館では『顔がついた土器』など良く出来た展示図録も多いが、本書は???
  • 金鈴塚古墳出土品再整理報告書

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    全国の古墳副葬品で唯一の金鈴が出土したことで有名な金鈴塚古墳出土品(国重要文化財)の再整理報告。10篇の考察も充実しており、改めて金鈴塚古墳(石室は千葉県指定史跡)を知るのに格好の文献となっている。
  • 国史跡 矢立山古墳群 保存修理事業に伴う発掘調査

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    1・2号墳が国の史跡に指定されている対馬の古墳群。未指定だった3号墳は積石塚であることが判明。国史跡に追加指定された。2号墳の横穴式石室は、T字型を呈する。それにしても、本文トビラ部分にある地図を見ると、対馬が韓半島にとても近いことを改めて認識することができる。
  • 払田柵跡2 区画施設

    払田柵跡2 区画施設

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    3冊の本報告が刊行されているうちで、払田柵跡(国史跡)を最も特徴付ける材木塀などの区画施設。低地に立地するため、掘立柱建物の柱根も含め、大量の木材類が残されており、自分で掘りたくはないけど、実物は見てみたいと思う。
  • 史跡穴ヶ葉山古墳

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    径23mの円墳である穴ヶ葉山1号墳は、横穴式石室壁面に線刻画が刻まれており、国の史跡に指定されている。上製本・箱付で、表紙と箱正面には線刻画をあしらったデザインが見られ、とてもオシャレな装丁となっている。
  • 美濃国府跡発掘調査報告3

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    8次〜13次調査報告で、まとめ的報告。政庁部の正殿と東・西・脇殿などが確認され、国史跡に指定された。神社境内の南側で建物位置を平面表示した整備が行われている。
  • 日野江城跡 総集編1 平成21年度までの調査成果

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    島原半島南端にあるキリシタン大名の居城(国史跡)。9年間にわたる調査結果がまとめられている。注目すべきは、城内の主要通路や石段に大量の石塔(仏塔)を転用しており、踏み石として意図的に配置されたとする見解で、仏塔を踏みつけて、キリシタンへの信仰の証としたとするもので大変興味深い。
  • 秋田城跡2 鵜ノ木地区

    秋田城跡2 鵜ノ木地区

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    秋田城(国史跡)に伴う寺院(四天王寺)や、客殿などの性格をもつ鵜ノ木地区の報告書。木簡の出土など濃い内容だが、何と言っても、3箇所の便槽から斜面を伝って沈殿槽まで流れ落ちる木樋の設けられた暗渠を持つ8世紀の水洗便所跡に注目。史跡整備された現地には、復元された便所建物があり、えらく感動したものである。
  • 史跡古市古墳群 峯ヶ塚古墳後円部発掘調査報告書 

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    世界遺産にも登録されている峯ヶ塚古墳(国史跡)のトレンチ調査報告。竪穴式石室は完掘されておらず、何とも中途半端感が否めない。同じ古市古墳群のある隣の藤井寺市と比べて、影がうすい羽曳野市にあって最も厚みのある古墳の報告書である。
  • 帆立貝古墳平面企画図集

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    この装丁(上製本)で、この価格は、お得感があるが、本棚に入れにくいB4サイズであることでは賛否がわかれるところか?個人的には、なじみの古墳も多く、とても楽しめる内容となっている。お勧めです!