レビュー一覧

  • 史跡 牧野古墳

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    径60mの円墳で、巨大な横穴式石室内から家形石棺が2基発見された。玄室内を囲いながら羨道外側に向かう礫を施した排水溝は見事である。8年後には復刻版も刊行された人気本である。
  • 武蔵国分寺跡調査報告6 南方地域の調査3

    武蔵国分寺跡調査報告6 南方地域の調査3

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    都営住宅建設に伴う調査だったが、武蔵国分僧寺に向かう参道と、東山道武蔵路に向かう道路が分岐しており、参道をはさんで門柱状の柱穴が検出された。開発は中止され、国史跡武蔵国分寺跡に追加指定された。現在は史跡公園として整備されている。
  • 美濃国武儀郡衙 弥勒寺東遺跡 第1〜5次発掘調査概要

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    美濃国武儀郡衙に比定される弥勒寺東遺跡(国史跡)の概要報告。郡寺である弥勒寺を造営したムゲツ氏の居宅や、郡衙正庁院と正倉院などが発見された。写真はオールカラーで、とても分かりやすい内容となっている。なお、本報告書1〜3は、関市のホームページで見ることができる。
  • 美濃国府跡発掘調査報告2

    美濃国府跡発掘調査報告2

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    第3次〜第7次調査報告。正殿、東脇殿、塀などの正庁の主要遺構が検出されており、3冊刊行されている報告書の中で、一番おいしい内容なのが本書である。
  • 永保寺庫裡跡発掘調査報告書

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    名僧夢窓疎石が開いた禅宗の名刹。国宝の観音堂と開山堂、国指定名勝の庭園がある。平成15年9月に火災で焼失した庫裡などの再建にともなう発掘調査報告書。正中2年(1325)銘がヘラ書きされた山茶碗と併焼された鉢は、記年銘資料として注目される。
  • 和台遺跡

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    道路建設にともない1万5千平方メートルが発掘調査され、縄文時代中期の竪穴建物跡197棟など、環状集落が発見されたことから国史跡に指定された。人体文土器や狩猟文土器など注目される遺物も出土している。厚さ5.3cm、布貼り上製本の大冊である。
  • 史跡 雨の宮古墳群

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    長さ64mの前方後方墳である1号墳をはじめとする36基の古墳が尾根筋に並ぶ雨の宮古墳群(国史跡)の史跡整備にともなう発掘調査報告書。2・5・6・7・17・35・36号墳の報告も掲載されている。1号墳に関する各地の前方後方墳などに関する考察が本書の価値を高めている。一部布貼り上製部の装丁も立派である。
  • 国史跡 長者ヶ平官衙遺跡 附東山道跡 保存管理計画書

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    下野国芳賀郡衙の附属施設、ないし新田駅家に比定される官衙遺跡と、これに伴う東山道跡で国の史跡に指定された。古代の道路跡は、現在も野道として利用されている。のどかな丘陵地帯に残された遺跡である。保存管理計画の概要版を収めたCD付き。
  • 美作国分寺跡発掘調査報告

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    金堂・講堂・中門・回廊・塔・南門など主要伽藍が確認された(国史跡)。特に金堂は、基壇の外側に幅1.3mの玉石敷の犬走りを設け、その外に玉石敷の雨落溝、更にその外側も玉石敷となっている。真陽社のコロタイプ印刷で、図面と写真は片面印刷となっている。
  • 阿武山古墳調査写真集 昭和9年の記憶

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    藤原鎌足の墓として知られる阿武山古墳(国史跡)の昭和9年に行われた調査写真集。B4版と大判で、臨場感あふれた写真を楽しむことができる。今城塚古代歴史館で購入できる。