レビュー一覧

  • 南島骨貝文化の考古学 : 島袋春美考古学論文集

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    奄美・沖縄の骨貝文化に関する、著者の長年の研究を総覧する著作集。B5版 並製本 本体モノクロ341頁のほか、口絵16頁にわたって骨貝製品をカラーで紹介する。特に蝶形骨製品や獣形貝製品、貝錘に関する研究は、現今の最前線をリードする内容で読み応えがある。骨貝製品や動物考古学に興味のある方には必携の一冊。
  • 史跡 断夫山古墳

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    熱田神宮の北方にある墳長約150メートルを測る愛知県最大の前方後円墳。県史などで紹介されていたが、この古墳に関する最新のデータが掲載された確認調査報告書。入手出来てラッキー!
  • 立岩遺蹟

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    正式には「立岩堀田遺跡」と呼ばれる弥生時代の甕棺墓群で、出土品は国の重要文化財となっている。立派な装丁の本だが、古本として多数出回っている。
  • 秋葉山古墳群

    秋葉山古墳群

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    現在は国の史跡となっている秋葉山古墳群のエリアで行われた土地区画整理事業に伴う発掘調査報告。第5号墳の周溝の一部が検出されている。学校の教員を中心とした調査団によるもので、地元行政の文化財保護体制が整備される以前の調査として注目される。箱入り布貼り上製本と立派な装丁。
  • 岡山県中世城館跡総合調査報告書

    岡山県中世城館跡総合調査報告書

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    箱入り厚さ9センチ、重さ4.1キロ、総頁数1592頁の大冊。備前、備中、美作の旧国ごとの3分冊となっている。1万5千円で予約を取ったところ、希望者続出のため印刷部数が増え、1万1千円に定価が下がったらしい。城オタ恐るべし!
  • 双六古墳

    双六古墳

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    「そうろく」と読みます。長崎県最大の全長91メートルを測る前方後円墳で横穴式石室には舟の線刻画が見られる。二彩や新羅土器など注目される遺物も出土している。「壱岐古墳群」のひとつとして国の史跡となっている。
  • 加古川市西条古墳群 尼塚古墳

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    行者塚、尼塚、人塚の3基の古墳が国の史跡に指定されている西条古墳群で最初に刊行された本報告書。墳長51メートルの帆立貝式古墳で、現在は整備されている。
  • 大阪市文化財論集2

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    2025年3月末をもって解散することになった大阪市文化財協会関係者著による「さよなら論集」。力作揃い。入手できてラッキー!
  • 称名寺の石塔 中世律宗と石塔

    称名寺の石塔 中世律宗と石塔

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    調査報告書『称名寺の石造塔』刊行を受けて開催された企画展図録。重要文化財「称名寺絵図」に描かれている石塔や、重要文化財「金銅装宝篋印塔」などが興味深い。
  • 称名寺の石造塔 : 史跡称名寺境内石造建造物調査報告書

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    国史跡称名寺境内に散在する北条氏の墓所など4区画にある鎌倉〜南北朝期の五輪塔を中心とした石塔群の調査報告。各区画の石塔のたたずまいが良い。