レビュー一覧

  • 古代中世の考古・石造物・美術工芸

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    本書の売りは、普済寺(境内は「立川氏館跡」として都史跡)にある国宝六面石幢に関する分析である。延文六年(1361)の銘があり、緑泥片岩六枚に四天王と仁王を浅く陽刻したもので、台石と笠で押さえる。各面の拓本、実測図、三次元計測による図像など詳細なデータが提示されている。また、埼玉県小川町大聖寺石幢(重要文化財)、同毛呂山町山根六角塔(県文化財)、東松山市正法寺石幢(県史跡)などの類例との比較検討も行われており、石幢研究の決定版と言える。
  • 史跡 建長寺境内の調査報告書 鎌倉市山ノ内8番地点

    史跡 建長寺境内の調査報告書 鎌倉市山ノ内8番地点

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    鎌倉五山の第一位、国史跡建長寺境内の現状変更に伴う3件の発掘調査報告書。写真図版はオールカラーで、とても分かりやすい。箱はないものの、上製本の立派な装丁である。
  • 下総 龍角寺

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    白鳳期の寺院龍角寺伽藍(塔跡のみ国史跡)や銅造薬師如来座像(国重要文化財)、龍角寺古墳群(国史跡)などを網羅的に紹介した展示図録。とても良く出来ていてお勧め!
  • 西殿塚古墳 東殿塚古墳 

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    大和古墳群中の主要墳である西殿塚古墳は、墳丘部が継体天皇の皇后陵として宮内庁が管理しているため、その外周部の確認調査。東殿塚古墳は長方形の基壇の上に前方後円墳が乗る特異な形態で、舟の線刻絵画のある円筒埴輪は注目される。
  • 石宝殿古墳の謎に迫る : なぜ古墳はつくられなくなったのか

    石宝殿古墳の謎に迫る : なぜ古墳はつくられなくなったのか

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    神社境内に花崗岩製の横口式石槨が露出する石宝殿古墳(国史跡)に関するシンポジウム記録集。主体部外側の確認調査報告も掲載されており、敷石・石列が発見され、八角形墳の可能性も指摘された。この古墳を知るのに最も重要な文献である。
  • 白山城の総合研究

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    武田氏の城郭で、2箇所の烽火台を持つ(国史跡)。指定地の外周には動物避け(熊用?)のフェンスがあり、扉を開けて城内に入ることができる。非常に内容の濃い文献である。
  • 美作・佐良山の古墳

    美作・佐良山の古墳

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    岡山県津山市の美和山古墳群(国史跡)の南側に分布する群集墳を紹介した図録。桑山5号墳から出土した鈴付高杯はおもしろい。陶棺など地域性のある古墳群を取り挙げており、ローカルな古墳群に光を当てた内容は良いと思います。
  • 江戸城外堀跡 四谷御門外橋詰・御堀端通・町屋跡 〈考察編〉

    江戸城外堀跡 四谷御門外橋詰・御堀端通・町屋跡 〈考察編〉

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    地下鉄南北線建設にともなう発掘調査の考察編。江戸城外堀の盛土上に石組の大下水や玉川上水の遺構などが重複する。江戸の大規模な造成工事の一端を示す。また、地震痕跡に関する分析など近世の大都市「江戸」を考えるうえで重要な報告。
  • 平安宮 1

    平安宮 1

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    現在の京都市街地と重複する平安宮跡で実施された発掘調査成果をまとめたもの。大極殿や豊楽殿の一部は国の史跡となっている。改めて平城宮跡が面的に保存されているのは、すごいことだと思う。
  • 菅谷たたら山内総合文化調査報告書

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    島根県雲南市にある「菅谷たたら山内」は全国で唯一、たたら製鉄施設の高殿が現存することから、国の重要有形民俗文化財に指定されており、元小屋・米倉・金屋小祠・山内祠も指定対象となっている。これらに関連する8編の論考が掲載されている。たたら研究にとって重要な文献。