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壬生愛宕塚古墳
壬生町が実施している3基の国史跡古墳(牛塚・車塚・愛宕塚)の学術調査報告書の3冊目。調査は国庫補助を受けているものの、報告書印刷費は町単費で対応しているため、町の歴史民俗資料館で販売しているという、とても賢いやり方。国庫補助金で報告書を印刷しているため販売できませんという馬鹿な自治体が多い中で大変評価できます。測量調査のみだった下野型前方後円墳の確認調査で、埴輪、葺石、墳丘構造などの詳細が判明。考察も、とても充実しています。超お勧め!投稿者名未設定
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史跡 中里貝塚 整備基本計画
『史跡中里貝塚保存活用計画』(2020)を受けて作成された「基本計画」。次に「実施計画」ときて、最後に「保存整備事業報告書」となるのが通例であるが、これらは行政内部と行政間に配布されておしまいということが大部分である。せめて最後の「保存整備事業報告」だけでも頒布してもらいたいものである。投稿者名未設定
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国史跡武蔵国府跡(国司館地区) : 第1期保存整備事業報告
JR府中本町駅前にある国史跡武蔵国府跡国司館地区の整備報告。主要建物跡の柱のあった場所に丸木をならべ、原寸の建物を復元するには金がかかりすぎるためか、10分の1スケールの模型を配置するなど、何となく中途半端感が否めない。礎石や基壇の残る寺院跡と比較して、掘立柱建物の整備の難しさを示す好例?投稿者名未設定
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葛飾・柴又地域文化的景観調査報告書
葛飾・柴又地域文化的景観調査報告書
国の「重要文化的景観」選定のための申請報告書。本書を見ると、多岐にわたる調査が必要で、ある意味、史跡指定のための調査よりも、はるかに大変そうである。都内では初めての選定となった。投稿者名未設定
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中里貝塚範囲確認調査報告書
中里貝塚範囲確認調査報告書
国指定中里貝塚B区の西隣にあった工場跡地の開発計画にともなう貝層の確認調査報告。B区同様、厚さ2m以上の貝層が遺存していることが判明したため、追加指定となった。『中里貝塚』と『中里貝塚2』は古書として入手可能だが、本書と2018年に刊行された『史跡中里貝塚総括報告書』は、300部印刷で、入手困難なレア本となっている。投稿者名未設定
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田端環状積石遺構 東京都町田市 田端遺跡第1次・第2次発掘調査報告書
昭和43年(1968)から翌年にかけて発掘調査が実施されたものの、長らく未報告であった東京都指定史跡田端環状積石遺構の待望の本報告。当初は、発掘された積石遺構そのものを露出で公開していたが、現在は、レプリカとなっている。投稿者名未設定
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纒向遺跡発掘調査概要報告書 トリイノ前地区における発掘調査
国指定纒向遺跡の居館域の建物群の概報。建物B・C・Dの復原CGが分かりやすい。本報告が待たれる。投稿者名未設定
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井ノ内稲荷塚古墳の研究
井ノ内稲荷塚古墳の研究
長岡京市にある長さ46mの前方後円墳で、国史跡乙訓古墳群のひとつ。6世紀前半の乙訓地域では最古級の横穴式石室を持つ。関連する井ノ内古墳群の調査成果も掲載されており、お得感のある内容。持ってて損なし!投稿者名未設定
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国指定史跡 川尻石器時代遺跡2 史跡内容確認調査報告書
国史跡川尻石器時代遺跡の確認調査報告書は、相模原市に合併前の城山町時代に、『範囲確認調査報告書』と『確認調査報告書I』が刊行されている。敷石住居、配石、環状列石などが多数発見される、とてもステキな遺跡。確認調査により、未指定の範囲を追加指定している。投稿者名未設定
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東京都杉並区 光明院南遺跡F地点
東京都杉並区 光明院南遺跡F地点
JR中央線の荻窪駅から下り(立川方面)線路沿いの右側にある光明院の納骨堂が調査地点。縄文時代中期末の柄鏡形竪穴建物跡から破砕された大形石棒が出土。建物廃絶時の儀礼行為を示すものとして注目される。他遺跡の事例も紹介されており良くできた報告書である。投稿者名未設定
