レビュー一覧

  • 長登銅山跡2

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    日本最古の銅山で、東大寺大仏の銅を採掘していたと考えられており、国の史跡に指定されている。75点もの木簡も発見されていて、重要な報告。
  • 湖西連峰の信仰遺跡分布調査報告書

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    大知波峠廃寺跡が国の史跡に指定された継続事業として実施された遠江国と三河国にまたがる湖西連峰に存在する巨岩や滝、洞穴などを記録した分布調査報告。この地の山岳信仰に関する山本義孝氏の論考が興味深い。
  • 史跡日高遺跡 : 保存整備事業に伴う内容確認調査報告書

    史跡日高遺跡 : 保存整備事業に伴う内容確認調査報告書

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    弥生時代の環濠集落と墓域、生産域(水田・畠)が国史跡指定地内に揃っている遺跡の史跡整備に先行した確認調査のまとめ的報告書。
  • 特別史跡 加曽利貝塚

    特別史跡 加曽利貝塚

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    加曽利貝塚が貝塚として初めて特別史跡に格上げされたことから、リニューアル作成された公式ガイドブック。PR大使の「かそりーぬ」(加曽利Eの犬?)という加曽利E式の深鉢を逆位で頭に乗せ、貝塚で一番多い「イボキサゴ」貝の首飾りをつけたユルキャラがかわいい!
  • あれもEこれもE 加曽利E式土器 (総括編)

    あれもEこれもE 加曽利E式土器 (総括編)

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    2018年から6回開催されてきた企画展を総括した最終展示図録。『加曽利貝塚総括報告書』で提示された加曽利E式土器の細分基準と複数の先行編年との比較が示されており、オールカラーで掲載された多数の土器群は、いかにも加曽利E式土器群である。特に学生さんにお勧めです。
  • 史跡長柄横穴群

    史跡長柄横穴群

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    谷を挟んだ2つの支群の35基が国の史跡となっており、このうち第1支群の21基が保存整備され公開している。高壇式のものが多い。線刻画をもつものもみられる。第13号横穴には五重塔をはじめ様々な線刻画があり、現地の資料館内に現寸大の玄室のレプリカが展示されている。見学をお勧めします。
  • 国東塔講和附燈籠塔・国東塔講和付図 (復刻版) 2冊セット

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    大正年間に天沼俊一博士がまとめたものを、昭和49年(1974)に当時の国東町長で安国寺住職の後藤宗玄氏が復刻したもの。和とじ本で、写真や図には1頁ずつトレーシングペーパーがかけてある。現在は所在不明の塔も含まれており、石塔オタクにはたまらない冊子。
  • ワニ氏の源流を探る 和爾地域周辺の古墳時代

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    なら歴史芸術村で開催された展示図録の4冊目。今までは会場出口でアンケート用紙に記入すると無料でもらえたが、今回から頒布されることになった。赤土山古墳(国史跡)、東大寺山古墳(出土品は国宝)、奈良市ベンショ塚古墳など18箇所の古墳などが紹介されており、付録の「赤土山古墳出土遺物資料集」は、本報告が刊行されていないため重要である。
  • 川尻船着場跡 : 熊本県熊本市南区川尻地内所在の遺跡

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    加藤清正が整備させたとされる河港の船着場跡で、石段や橋台などが確認され、国の史跡に指定された。レンガ造りの便所跡が興味深い。
  • 供養をかたちに : 歴史的石造物を訪ねて

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    「歴史的石造物」で博士号を取得した山川均先生が、各地の注目すべき石塔・石仏などを関連する石造物と共に紹介する雑誌「月刊石材」に連載されていた最初の30回分の記事を集載した、とても勉強になる一冊。