レビュー一覧

  • 国史跡 大高城跡 :附 丸根砦跡 鷲津砦跡

    国史跡 大高城跡 :附 丸根砦跡 鷲津砦跡

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    今川義元が討ち死にした「桶狭間の戦い」で、今川の人質だった徳川家康が兵糧を運び込んだ城として知られる大高城跡(国史跡)と、これに対峙する織田信長が築かせた丸根砦跡と鷲津砦跡(いずれも国史跡)に関する本格的な最初の報告書。着色立体地図が良い。
  • 志段味古墳群5

    志段味古墳群5

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    現在までに9基が国史跡となっている志段味古墳群の5冊目の報告書。古墳の確認調査4件をはじめ、白鳥1号墳(史跡)の横穴式石室の石材調査や、白鳥塚古墳(国史跡)の地質調査、国史跡3基のある東谷山周辺の赤色立体地図など多種多様な内容となっている。
  • 金沢城庭園調査報告書

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    国史跡金沢城跡の本丸、東ノ丸、二ノ丸、玉泉院丸、金名出丸、蓮池庭、竹沢庭などの庭園を多方面から分析した好文献。これ一冊で金沢城の庭園が良く分かる。
  • 摩利支天塚古墳2

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    墳丘長120メートルを越える琵琶塚古墳と摩利支天塚古墳(いずれも国史跡)が並んでおり、両者のガイダンス施設も開館している。琵琶塚は樹林が伐採され、全面芝貼りで整備中だが、摩利支天塚は全域が神社境内となっているため、森の中にある。対照的な両者の墳丘を比較できるのがおもしろい。
  • 史跡甲斐国分寺跡 : 史跡整備のための伽藍中枢部の遺構確認調査報告書

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    国史跡甲斐国分寺跡は、現在まで宝燈を伝える国分寺の境内にあったが、現国分寺の堂宇が、まるごと代替地に移転したことに伴い実施された遺構確認の正式調査報告。墓地の墓石の間に講堂跡の礎石が点在するシュールな風景が見られなくなったのは残念?だが、陳腐な史跡整備が行われないよう祈るばかりである。
  • 長者の隈古墳 若杉今里窯跡

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    明治時代に発見された金銅製鞍金具が出土した横穴式石室と瓦窯跡の調査。石室と馬具の考察が良い。
  • 国指定史跡下寺尾官衙遺跡群1 相模国高座郡家の調査(西方遺跡第1次確認調査)

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    古代の官衙遺跡と弥生時代の環濠集落が重複しており、両者がそれぞれ国の史跡に指定されている稀な事例。保存整備に伴う確認調査の1冊目の報告書。今まで不明確だった西脇殿の一部が確認された。
  • 長者屋敷遺跡

    長者屋敷遺跡

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    下毛郡衙正倉跡で国の史跡に指定された。出土炭化米の分析や、小田富士雄先生の考察が掲載されている。
  • 平安宮豊楽院跡の調査 京都市中京区聚楽廻中町 聖三一協会第2次発掘調査

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    国史跡指定地を含む平安宮豊楽院跡の報告だが、検出されたのは瓦溜だけで、瓦ファンにとっては満足な内容となっているものの、今ひとつ物足りなさを感じてしまう。
  • 熊野水軍安宅氏の築いた城館群

    熊野水軍安宅氏の築いた城館群

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    中世熊野水軍関連の5箇所の城郭跡が国の史跡に指定された報告会の資料。これらの概要が良い分かる内容となっている。