レビュー一覧

  • 東海道常陸路及び長者山官衙遺跡 : 藻島駅家推定遺跡発掘調査成果総括報告書

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    国史跡申請用報告書。古代の官道である東海道と駅家と推定される遺跡の総括報告書。道路遺構は現在も、切り通し状の野道となっており、歩くことができる。古代道路が今でも残されていることにビックリ!神社境内となっている駅家跡では礎石建物跡を見ることができる。増刷した第二版は日立市郷土博物館で入手可能。
  • 泉坂下遺跡4 保存整備事業に伴う第3次確認調査報告

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    弥生時代中期の再葬墓群の国史跡の指定に向けた第3次確認調査報告。保存目的のため、確認された再葬墓の掘り下げは原則行なわれていないが、サンプル的に完掘された26号再葬墓では、8個体の土器棺が検出され、詳細な分析が加えられている。歴史民俗資料館で扱っています。
  • 常陸大宮市史研究 第6号

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    考古関係としては、「常陸大宮市における奈良・平安時代土器の変遷」や「常陸大宮市糖塚古墳墳形確認調査報告」など3編が収載されている。このような隠れた地方誌は何々見つけるのが大変である。同市の歴史民俗資料館で販売している。
  • 縄文ランドスケープ

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    全国の「あやしい」縄文時代の遺跡をはじめ、ストーンヘンジに至るまでとても楽しめます。改めて、遺跡から見える景観が重要な要素であることを教えてくれる、とても良い文献で、お勧めです。
  • 史跡亀ヶ岡石器時代遺跡・田小屋野貝塚保存管理計画書

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    国史跡および世界文化遺産の両遺跡を知るのに便利な文献。それにしても、木造駅舎の巨大土偶はインパクトあり過ぎ。
  • 北谷遺跡 重要遺跡(古墳時代居館跡)範囲確認に伴う埋蔵文化財発掘調査

    北谷遺跡 重要遺跡(古墳時代居館跡)範囲確認に伴う埋蔵文化財発掘調査

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    古墳時代後期の居館として有名な三ツ寺I遺跡に続いて造られた遺存状態の良い居館で国の史跡に指定された。堀コーナー部分の石積は見事である。当初試掘調査を実施した町の担当者は、これを古墳時代のものとは思わず、中近世の館跡と考えていたとか…。高崎市役所で買うことができます。
  • 大分の装飾古墳

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    国史跡7箇所9基、県史跡4箇所を含む都合17箇所の県内装飾古墳の悉皆調査報告。カラー写真、主体部実測図(別図含む)も、とても良い出来栄えである。
  • 蒜山原四つ塚古墳群 (改訂版)

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    中国山地の奥深く、あの「八つ墓村」のモデルとなった八束村(現在は真庭市)にある古墳群。昭和4年に並んでいる4基が国史跡に指定されたためか四つ塚と呼ばれているが、実際は16基で、このうち14基が現在指定されている。墳形を良く留めており、それぞれ特徴のある主体部をもつ。雪山を望む高原風景の写真を使った表紙が良い。
  • 鬼塚古墳 保存修理報告書

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    国東半島の北端にある横穴式石室玄室壁面3箇所に線刻壁画をもつ円墳(国史跡)の保存修理工事報告。玄室床面からは、16世紀の土壙墓2基が並んで発見されており、古墳の再利用を示す。本書の表紙には、玄室右壁に描かれた2羽が向きあっている鳥を使っており、粋である。
  • 免ヶ平古墳発掘報告書

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    川部・高森古墳群(国史跡)のひとつで、4世紀後半の全長51mの前方後円墳。竪穴式石室から、獣文帯三神三獣鏡をはじめとする副葬品が発見された。「研究紀要」として刊行されているだけあって、主体部や副葬品に関する考察も充実している。