レビュー一覧

  • 新庄屋敷山古墳

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    全長135mの前方後円墳だが、中・近世に城・陣屋として利用されていたため、墳丘は改変が著しい。長持形石棺が発見され、国史跡に指定され、公園として整備されている。巻末に全国の長持形石棺(57基)が集成されている。さすが橿原考古学研究所の仕事である。
  • 見島ジーコンボ古墳群

    見島ジーコンボ古墳群

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    萩市の北方45kmの日本海に浮かぶ離島の海岸沿いにある約200基の積石塚群(国史跡)。7世紀後半から10世紀初頭に築かれたもので、本書では3基の報告が行われており、第16号墳からは石銙帯が出土している。その後、10基について山口大学から6冊の報告書が刊行されている。
  • 流廃寺跡

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    平安時代(9〜10世紀)の山岳寺院で、尾根に沿って設けられた平場に9棟の堂が並んで発見された(国史跡)。
  • 古志田東遺跡

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    ニュータウン建設にともなう調査で、河川跡と船着場をもつ9世紀の豪族居宅(母屋、倉庫、馬屋など)が発見されたことから国史跡に指定された。住宅街の中に史跡公園として整備されている。
  • 河越館跡史跡整備に伴う発掘調査 第1次〜4次調査

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    国史跡河越館跡の第1次史跡整備にともなう確認調査報告。ここではトレンチ調査が行われているが、第2次史跡整備にともなう確認調査では、グリッド調査(坪掘り)が採用されている。川越市立博物館が発行している図録『よみがえる河越館跡』が、遺構の内容と整備の状況などについて分かりやすく説明している。
  • 深沢遺跡・小田野城跡

    深沢遺跡・小田野城跡

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    バイパス建設にともなう調査。深沢遺跡では縄文時代の敷石竪穴建物などが検出された。小田野城跡はトンネル工法で保存され、八王子城の支城として国史跡に指定されたが、本当に八王子城と関連する城郭なのか疑問視する意見もある。
  • 井野長割遺跡 第17次調査報告書・総括報告書

    井野長割遺跡 第17次調査報告書・総括報告書

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    最初は昭和48年(1973)に小学校建設にともない調査された縄文時代後・晩期の環状盛土遺構で、当時は正当に評価されず破壊されてしまったが、その後遺構の残存部分の確認調査が実施され、国の史跡に指定された。10冊ほど報告書が出ており、本書は、そのまとめとして刊行された。
  • 一ノ坂遺跡 発掘調査報告書

    一ノ坂遺跡 発掘調査報告書

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    縄文時代前期の石器製作工房と考えられる長径43.5mの竪穴建物などが発見され、国の史跡に指定された。現地には芝貼りした竪穴建物の凹地を見ることができる。とにかく長い!
  • 正家廃寺発掘調査報告書

    正家廃寺発掘調査報告書

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    国史跡に指定されている古代寺院跡。本書では寺域の確認結果が中心となる。報告2では塔跡など中心伽藍の発掘結果が掲載されている。現地を訪れた時、カモシカがうろうろしていたのにはビックリした。
  • 川尻中村遺跡

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    バイパス建設にともない発掘調査を実施したが、実は該当地が国史跡川尻石器時代遺跡の飛地であることが判明。開発工事は中止、神奈川県教委は文化庁から、こっぴどく怒られたという、いわく付の報告。