レビュー一覧

  • 国史跡本佐倉城跡 : 関東の名族千葉氏の最後の居城

    国史跡本佐倉城跡 : 関東の名族千葉氏の最後の居城

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    酒々井町と佐倉市にまたがる本佐倉城跡の酒々井町側の入口(南側)にあるガイダンス施設「国史跡本佐倉城跡案内所」の展示図録的な冊子。歴史的背景や城郭・出土品などをまとめたもので、案内所で入手することができる。
  • 大串遺跡(第7地点)

    大串遺跡(第7地点)

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    国史跡大串貝塚のある斜面上の台地から正倉院の区画溝と頴屋と思われる束柱のある揚床の掘立柱建物などが検出され、溝内から炭化米が塊状で発見された。また那賀郡家正倉本院とされる水戸市台渡里廃寺跡長者山地区(国史跡)と共通する瓦類が出土するなど地方官衙遺跡として注目される報告。
  • 杉沢台遺跡 竹生遺跡 発掘調査報告書

    杉沢台遺跡 竹生遺跡 発掘調査報告書

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    杉沢台遺跡は能代市所在の縄文時代前期の遺跡で、径16〜31mの大型竪穴建物跡4棟などが発見された。当時は比較的珍しかった大型建物がまとまって発見されたことから国史跡に指定されたが、未整備のままである。
  • 八天遺跡 (昭和50年〜昭和52年度調査) (本文編)

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    縄文時代後期を中心とする遺跡(国史跡)で、墓壙から出土した土製耳・鼻・口は重要文化財。整備のため、令和2年度から北上市埋蔵文化財センターが確認調査を実施している。(図版編)と共に興味のある方はどうぞ。
  • 天慶塚古墳1・寮の坂東遺跡2

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    古墳の残存状況は良くないが、長さ40mの帆立貝形前方後円墳と推定され、御岳山古墳(都史跡)の前代の首長墓と考えられる。破片であるが、主体部は長持形石棺であったことが判明した。東国では5例目の発見となる。詳細な考察も加えられており、多摩川下流域の古墳群に新知見を加えた重要な報告である。
  • 埼玉県指定史跡滝の城跡 発掘調査概報

    埼玉県指定史跡滝の城跡 発掘調査概報

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    北條氏照の支城として天正18年(1590)に豊臣秀吉の小田原攻めで、八王子城と共に落城した中世城郭で行われた緊急発掘調査と史跡整備のための確認調査の成果をまとめたもの。北条の城で特徴的とされる障子堀や地鎮跡、門跡などがカラー写真で紹介されている。本誌は、所沢市の公式ホームページでも見ることができる。
  • 三戸遺跡発掘調査報告書 神奈川県三浦市

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    縄文時代早期のタイプサイトの未報告資料をまとめたもので、まずは関係各位に敬意を表したい。土器の写真も、しっかりしており、今後の研究に役に立つ文献となることはまちがいない。縄文土器の好きな方は、持ってて損しないだろう。
  • 論集 松江城(1)

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    まず、この価格でこのボリュームに驚かされる。内容的にもクオリティの高い論考揃いで、お城ファン必携の1冊。個人的には、鈴木一有さんの「堀尾氏領有期の浜松城」が興味深い。行政と地元出版社がコラボした好例。
  • 特集「シンポジウム 山王塚古墳 上円下方墳の謎に迫る」記録集

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    日本最大の上円下方墳で、国史跡に指定(答申)された山王塚古墳のシンポジウム記録。広瀬和雄をはじめ4名の発表記録、シンポジウム討論、関連論文3篇からなる。企画展「山王塚古墳」の図録と共に、川越市立博物館で入手できる。北武蔵の古墳研究者はもとより、終末期古墳に興味のある方必携の文献。
  • 敵を阻む城、にぎわう城下 : 戦国時代の本佐倉城と千葉氏の歴史

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    酒々井町と佐倉市にまたがる本佐倉城跡の国史跡指定20周年を記念した講演会の記録集。地域史、交通史、城郭史、文化史など様々な視点からの7篇の発表と考古学方面の論考2篇、関係資料などからなる記録集。とても充実した内容で、とても勉強になります。お城ファン必携の一冊です。