レビュー一覧

  • 道訓前遺跡

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    縄文時代中期焼町式土器をはじめとする165点が国の重要文化財に指定された遺跡の発掘調査報告書。浄水場建設にともない環状集落の一部が検出された。考察編も充実した内容でお勧め。
  • 史跡頭塔発掘調査報告

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    国史跡頭塔の復原整備にともなう発掘調査報告書。各段に配置されていた石仏は13基が国の重要文化財に指定されていたが、この調査で新たに14基が発見されて追加指定された。頂上に立っていた六角形の十三重塔の復原図や、頭塔に類似する事例の紹介など内容の濃い報告書である。
  • 埼玉県中世石造遺物調査報告書

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    とても良くできた報告書だが、表と実測図や写真との照合がしづらいのが難点である。それにしても、埼玉県は中世の石造物が多い。逆に東京都では何と少ないことか。
  • 史跡宮の前廃寺跡 調査と整備

    史跡宮の前廃寺跡 調査と整備

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    神社境内に残る古代寺院跡で、塔跡と金堂跡が確認されている(国史跡)。塔跡の基壇は磚が積まれている見事なものである。国分寺の塔の基壇でも木装のものがあるのに…。塔跡と金堂跡は整備されている。本書は、調査報告と整備報告をまとめたものである。
  • 史跡武蔵国分寺跡100年のあゆみ

    史跡武蔵国分寺跡100年のあゆみ

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    武蔵国分寺跡が国史跡指定を受けて100周年を記念して開催された特別展の図録。過去の追加指定や調査・整備の詳細と、武蔵国分寺跡と同時に指定された全国8箇所の国分寺跡を紹介した、とても良く出来た内容となっている。
  • 野路小野山製鉄遺跡 範囲確認発掘調査報告書

    野路小野山製鉄遺跡 範囲確認発掘調査報告書

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    国史跡指定地の北側隣接地から新たに製鉄炉4基や排滓場が発見されたことから史跡に追加指定された。
  • 野路小野山遺跡発掘調査報告書

    野路小野山遺跡発掘調査報告書

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    国道1号線パイパス建設にともない製鉄炉10基、木炭窯6基、大鍛冶跡1基、管理用建物、工房11棟などが発見され、国史跡に指定された。遺構は、高架工法により保存された。
  • 国指定史跡勝坂遺跡総括報告書

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    111次におよぶ発掘調査が実施されている勝坂遺跡の総括報告書。時期別の竪穴建物分布図によると、勝坂期は希薄で、中心となるのは加曽利E期であることが分かる。この時期は、D区北、D区南、A区と少なくとも3つの環状集落が存在することが明らかとなった。それにしても、最近、国史跡になってから年数が経過している遺跡の総括報告書の刊行が目立つ。川尻石器時代遺跡、中里貝塚、下布田遺跡、真福寺貝塚などである
  • 神後田遺跡発掘調査報告書

    神後田遺跡発掘調査報告書

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    「じごでいせき」と読みます。環濠内に居住施設が見られず、祭祀的な空間と考えられる田和山遺跡(国史跡)の北方0.5kmで発見された環濠集落跡で、田和山遺跡の時期と一部重複していることが判明。両遺跡の関係性が注目されて、「田和山・神後田遺跡」として史跡に追加指定された重要な報告である。
  • 新山遺跡

    新山遺跡

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    公立小・中学校建設にともなう発掘調査で、縄文時代中期末を中心とした環状集落が発見され、都史跡に指定され、柄鏡敷石住居跡に覆屋を架けて公開していたが、およそ40年が経過したことから、レプリカを作成した保存公開に関する報告書。遺構の現地公開の一例として興味深い。