レビュー一覧

  • シンポジウム古代の川崎市役所を発掘する : 橘樹郡衙推定地の調査成果と歴史的意義 : 記録集

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    武蔵国橘郡衙跡を国史跡にすべく開催されたシンポジウムの記録集。奈文研の松村恵司先生の基調講演をはじめ、充実したラインナップによる記録集。当日の発表要旨も再録されており、とても勉強になります。
  • 井の頭池遺跡群資料の炭素14年代測定結果報告

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    武蔵野市御殿山遺跡第2地区N地点出土の縄文時代草創期の土器に付着していた炭化物(おこげ)を炭素14年代測定にかけたところ、国内最古の土器(青森県大平山元I遺跡出土)に次ぐ、隆起線文土器段階前半であることが判明。本書は、その結果を報告したもの。なお、この発掘調査報告書は、2004年、加藤建設によって刊行されています。
  • 天理市文化財調査年報 平成29(2017)年度

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    国史跡「大和古墳群」の追加指定候補になっているヒエ塚古墳(全長130mの前方後円墳)の航空レーザ測量報告や、双方中円墳という珍しい墳形の櫛山古墳(国史跡)の航空レーザ測量調査および平板測量調査報告などを掲載。天理市は、主要古墳の航空レーザ測量を積極的に実測している。
  • 天理市文化財調査年報 令和3(2021)年度

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    現在、中山大塚古墳、ノムギ古墳が国の史跡に指定されている「大和古墳群」の追加指定を目指して実施されたマバカ古墳の航空レーザ測量の成果報告をはじめ、寺山古墳群(第5次)の出土資料報告や、平等坊・岩室遺跡の弥生時代環濠集落の変遷と、その様相の分析など内容の濃い調査年報。
  • 鷲城跡

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    国指定史跡鷲城跡の指定前の関係資料などの調査報告。文献資料方面からの記述が主体となっている。ある意味、これだけの文献があるのはスゴい。
  • 技と美の誕生 名宝でつづる縄文文化

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    国宝や重要文化財の縄文土器、土偶、土製品、石器をはじめとする著名な遺物を集めた展示図録。とにかく楽しめます。
  • 野津古墳群

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    径100m前後の前方後円墳4基が国史跡に指定されている古墳群の1冊目の確認調査報告書。円筒埴輪の実測図が4分の1の縮尺で1頁に2個しか載らないのは、頁の無駄のような気がするが…
  • 唐古・鍵遺跡の重要文化財 新指定品の紹介

    唐古・鍵遺跡の重要文化財 新指定品の紹介

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    唐古・鍵遺跡(国史跡)の出土品は、京都大学と奈良県立橿原考古学研究所、それから地元の田原本町に分割されており、それぞれに国の重要文化財に指定されているものがある。本図録には、田原本町出土の1921点のうち優品をカラー写真で紹介している。銅鐸鋳型などが興味深い。
  • 考古学への情熱 井の頭池遺跡群発掘史、はじまりは御殿山から

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    井の頭池脇の台地上にある御殿山遺跡第1地区(都史跡)で、市史編さん事業にともない学術調査された縄文時代中期から後期の竪穴建物跡などを紹介。また、武蔵野市在住だった大場磐雄博士の業績についても触れている。市立武蔵野博物館で入手できる。
  • 武蔵野の縄文時代草創期 こんなに古いの!?御殿山遺跡

    武蔵野の縄文時代草創期 こんなに古いの!?御殿山遺跡

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    御殿山遺跡第2地区N地点から出土した縄文時代草創期の無文土器と石器(尖頭器)が武蔵野市の有形文化財に指定されたのを記念して開催された企画展示図録。土器に付着していた炭化物(おこげ)を放射性炭素年代測定にかけたところ、16,070〜15,630年前という数値を得られた。類似資料として、多摩ニュータウンNo769遺跡や寺尾遺跡などが紹介されている。市立武蔵野ふるさと歴史館で入手できる。