レビュー一覧

  • 古墳以外の墓制による古墳時代墓制の研究

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    科研報告書。九州南部を中心とする地下式横穴墓をはじめとして、本州の洞穴・岩陰などを埋葬施設とする墓制の研究。地下式横穴墓の分布図は、とても分かりやすい。
  • 国宝 唐招提寺金堂修理工事報告書

    国宝 唐招提寺金堂修理工事報告書

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    厚さ6.6cm、重量12.kg、5分冊、別添図の超大冊にして、超レア本。お値段は、かなり張りますが、家宝として如何ですか?考古屋は礎石や基壇には興味を持ちますが、どのような上屋が建っていたかを常に念頭に置いておきたいものです。
  • 神奈川県綾瀬市 早川城跡発掘調査報告書

    神奈川県綾瀬市 早川城跡発掘調査報告書

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    神奈川県指定史跡早川城跡の確認調査報告書。本報告刊行前に出された4冊の概報は、写真・図面がオールカラーで、情報がとても伝わりやすい。ところが、本書はモノクロ主体で概報に比べて分かりづらくなっている。最近は、本報告でもカラーを多用している文献も増えてきており、さらなる増加を望みたい。
  • 宿尻遺跡 久慈川・那珂川流域の再葬墓1

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    またしても、やってくれます常陸大宮市。残念ながら事前調査ですが、あの泉坂下遺跡(国史跡)と同様な弥生時代中期の再葬墓で、土坑内に安置された土器棺墓16個体に、破砕された管玉や、サメの歯などが伴う衝撃の報告。破砕管玉やサメ歯に関する他遺跡の報告例もまとめられており、ほぼカラー写真なのも、とても情報が伝わりやすい。再葬墓研究に今後不可欠な文献となること必至の報告。
  • 「なんだっぺ?泉坂下」 再葬墓研究最前線 講演等要旨・資料集

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    泉坂下遺跡の国史跡と、出土遺物の国重要文化財指定のダブル記念として開催された講演等要旨と資料集。各地の主要な再葬墓なども紹介されており、まさに「再葬墓研究最前線」と銘打つだけのことはある、とても充実した文献。持ってて損なし!
  • 泉坂下遺跡5 人面付土器を伴う弥生時代中期の再葬墓群

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    弥生時代中期の再葬墓30基以上、それに伴う土器棺150個体以上が存在し、人面付壺形土器でも有名な泉坂下遺跡の国史跡申請用の総括報告書。再葬墓群は、東群と西群の2つのブロックに別れることなどが判明。再葬墓の遺跡としては国内初で唯一の国指定史跡で、出土品も国の重要文化財に指定された。常陸大宮市の歴史民俗資料館で販売している。
  • 有田天狗谷古窯 白川天狗谷古窯址発掘調査報告書

    有田天狗谷古窯 白川天狗谷古窯址発掘調査報告書

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    国史跡有田天狗谷窯跡の発掘調査報告。外箱・箱・上製本で、とても立派な装丁だが、陶磁器類の実測図が左断面の黒塗りという、昔どこかで見かけたような…。K教授時代のK大学が関わっていて納得。若い学生さんが見たら、とても違和感があると思いますが。これは本校の闇歴史だと言っているOBもいます。
  • 史跡新田荘遺跡 : 江田館跡遺構確認調査報告書

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    国史跡新田荘遺跡の江田館跡の確認調査報告。堀と土塁に囲まれた遺存状態の良い中近世館跡。9箇年をかけて主郭を中心に、かなりの面積を調査しているが、いくら史跡整備のためとは言え、掘り過ぎではないかと感じてしまう。主郭内では掘立柱建物跡を確認しているが、不明なピットも少なくない。そういえば、この館跡内をバイクで走り回ったというニュースがあったが、田舎モンのヤンキーがやりそうなことである。
  • 白山平泉寺 南谷坊院跡発掘調査概報3

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    大規模な城郭寺院である白山平泉寺(国史跡)の3冊目の概報。概報1と2の表紙はモノクロでしたが、本書は、おなじみの参道石敷道のカラー写真となっています。同県の一乗谷朝倉氏遺跡(国特別史跡)を見ならってか、復元建物も増やしています。資料館もあり、現地を歩いてみることをお勧めします。
  • 祈りの考古学

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    道成寺(国史跡)、紀伊国分寺跡(国史跡)、金剛峯寺真然堂、海禅院多宝塔、根来寺(国史跡)、高野山(国史跡)等々、あやしげな信迎遺跡などの発掘調査成果を中心にまとめた一冊。とても良く出来た文献で、お勧めです。